第103回高校サッカー選手権 埼玉県大会 準々決勝 武南高校vs浦和学院高校 (2024.11.3)
前日の準々決勝でまさかの波乱
スポーツの秋ということで、高校サッカー選手権の地区予選が各地で始まっています。サッカー王国埼玉県の予選も早いもので準々決勝。11月2日、3日の2日間で4試合が組まれていました。11月2日はあいにくの雨で、我が家も外に出ず、テレ玉で昌平vs聖望学園の録画試合を観戦していました。
ここは昌平が準決勝に駒を進めると思っていましたが、なんとまさかの大波乱。聖望学園が4-2でジャイアントキリングを達成し、準決勝に駒を進めたのです。3日も2試合あると知るやいなや、セブンイレブンに走り前売りをゲット。古豪武南vs浦和学院の観戦に行くことに。
15年ぶりに訪れた秋晴れの駒場スタジアム
高校サッカーは毎年観ていたのですが、駒場スタジアムで観戦したのは、かれこれ15年前。サポートしている大宮アルディージャがNACK5スタジアムに移る前のホームゲームが駒場開催でしたが、最後に駒場で観戦したのはJ1時代の2009年になりますので、大変ご無沙汰していたスタジアム。当時から何も変わっていなく、懐かしさを感じながら着席。
前半は互いにチャンスを決めきれず折り返し
古豪復活を期待する武南の勝利を願って(浦学サポの皆さん、申し訳ありません)、いざキックオフ。ピッチの芝生が若干でこぼこしていたのか、両軍の選手共にドリブルで運ぶのに苦労をしていました。そんな中、序盤にペースを掴んだのは浦和学院。ロングパスをFWの選手に入れたり、ロングスローを駆使しながら武南ゴールに迫っていきましたが、武南も堅実な守りで応戦。
芝生に慣れてきてからは、武南が1タッチ、2タッチでボールを動かしながら浦学ゴールを脅かす時間帯が出来ました。前半の終盤に、左サイドバックの選手がうまくペナルティエリア内に入ってきてグラウンダーの折り返しをしたシーンは、大きなチャンスでしたが、シュートを放つまでに時間がかかってしまいゴールならず。前半は0-0で折り返しました。
選手交代のあやが決勝点に。ベスト4に駒を進めたのは。
試合が動いたのは、後半25分ごろ。自陣でボールを奪った浦和学院のカウンターアタック。左サイドの前線の選手にスルーパスが入り、ペナルティエリア付近で中央に折り返すと、中央の選手のシュートは空振りになったものの、右サイドから上がってきた19番の選手が押し込み浦和学院が先制。
このゴールを決めた選手ですが、急遽出番が回ってきた選手でした。浦和学院が別の選手交代の準備をしていたところ、コート内の右サイドバックの選手に足をつるアクシデントが発生。ベンチから急に呼ばれてアップを初めて出場したのが19番の選手でした。思いがけない出番(私の勝手な想像ですが)にも関わらず、チャンスと見るやいなや、前線までエネルギッシュにオーバーラップし、決勝点をもぎ取るなんて。これが勝負のあやというものかと。
この虎の子の1点を最後まで守り切り、浦和学院が準決勝に進出。武南の方も10番の選手を中心に、終盤浦学陣地に押し込む展開が増えてきていましたが、最後の一本が出ず無念の敗退。古豪復活への道のりは遠いですが、私が小学校時代から応援している高校なので、近々選手権で武南高校の雄姿がみられることを期待しています。
ベスト4が出そろった埼玉県予選もいよいよ大詰め。
正智深谷、聖望学園、西武台、浦和学院で全国大会の切符を争うことになりました。プリンスリーグ関東2部を戦っている西武台が優勝候補筆頭になると思いますが、プレミアリーグ所属で今年のIH王者昌平を撃破した聖望学園の快進撃がどこまで続くのかが注目されます。
準決勝は11月10日(日)NACK5スタジアム大宮で開催されます。どんなドラマが生まれるのか、今から楽しみです。選手の皆さん、いつも感動をありがとうございます!
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