人間ってすごいと思う

この社会は、はみだしものを嫌う。

ただ「タバコを吸う」だけで

好きな人にふられたり、
雨の中や凍えるような寒さ、暑さの外に追い出されたり、
家族や仲間と別れて遠い喫煙所まで歩かされ、
就職試験に落ち、昇進競争に破れて人生をも狂わす。

けれども自分たちは少数派。
黙って耐えるしか無い。

人々は言う。目で言う。空気で言う。
「あなたが迷惑だ」
「あなたは心が弱い」
「あなたは煙で大切な人を傷つける」
「あなたなんていなくなればいいんだ！」

病気になれば「タバコのせい」
お金がなければ「タバコのせい」
時間がなければ「タバコのせい」

でも、本当にまずいのは、
自信をなくしてしまうことだと思う。

タバコは肉体依存も精神依存も、大麻より強力だと科学的に立証されてる。

「やめようとしたのに、やめられなかったのは自分のせいだ」
「自分は精神力が弱い」
「自分はだめなやつだ」
「自分は自信がない」

これは全部まぼろしだと思う。

人はみんな何かに依存しているし、それが人格をも否定するものではないと思う。

タバコを吸っていようが、親が犯罪者だろうが、放射線を浴びていようが、それがその人の価値を落とすことでは全くないと思う。

たった一つはみだしだだけで、厄介者、悪者、弱虫だと自分を思わないで欲しい。

自信を取り戻す場をつくりたい。

禁煙を目指すとき、周りは冷たくなり疎外感の中にいると思う。

それが辛いほど禁煙に駆り立てられるが、
結局人は誰かのためにしか生きられないと思う。

「誰かに支援してもらいたい。」「誰かを助けたい。」

そんな気持ちがあつまれば、きっと人は前進できると信じてる。

人間ってすごいと思う。

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