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茶を喫する場所

喫茶店がすきです。
その年季は本当に積まれた日々だから。

塩ビタイルやメラミン化粧板ではなく。
たくさんの人が踏んでへこんだ、軋む木の床や、
黒ずんで丸くなったタイルがその歳月を物語っている。
沈んだ暗がりに歴史と誇りを感じたりする。

私にとって喫茶店で過ごす時間というのは
呆然とする時間であり、
思考する時間であり、
遅くなってもいいからとにかく自分の言葉で話す時間であると最近思うようになった。

喫茶店に一人でいる人は皆自分勝手モードだ。
皆自分のことをしている。それもいい。

でもお手洗いだけは、綺麗な方がすきです。

そういう場所、つくれるかな

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