ハートにファイア

ときどき訪ねて来る厄介な客人の凪。

これがやって来ると心がうんともすんともで、文化的な何かを摂取する窓口が閉ざされるっちゅうか、本もダメ、音楽もダメ、映画も何もかもダメ。

受けつけない。

それらを受けつけない状態だと仕事も捗らないどころか、手につかない。

こんなんで心を落ち込ませるほど若くもない。

色々試みるけど結局は風待ち。

諦めは一番手前の引き出しに。

そんな中で42歳になりました。

小栗上野介、尾崎放哉、川島芳子、コルトレーン、ロバート・ケネディ、クリス・ペン辺りが死んだ年齢らしい。

微風が吹いたので乗ったらなんとかなりました。

奈良の出来事から思いのほか受けとっちまってるのだと思いました。


深夜にビリー・ジョエルのライブ映像を見ていたさなかにふと陥った錯覚。

「自分はずっと脚本家を演じ続けていただけなのではないかしら」

役者として、

求められるままに。

まあ、だとしたらだとしても、そこそこ良い芝居をしてきたわな。

とりあえず猫がうっせぃから黙らせておくれよピアノマン。


余裕がある人は投げつけてみな! たべるから。