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ノックなしの不法侵入な言葉

突然の意見、アドバイス、これらを聞かされるのは私は苦手だ。それでまんまと色々考えて気分が沈もうものなら本当に迷惑と感じる。怒りさえ少々沸く。だけど、それを人にしてしまうことは多数。関係と内容によるとはいえ、つくづく勝手な話だ。

その人が扉を開くまで待ってればいいものを。急に浴びせられた言葉で気がつくことなんてあるのだろうか。いや、あるだろうけど。激しい言葉を浴びるなら傷つく準備くらいしたい。別れ話だってある程度「そろそろもうダメかなぁ」なんてぼんやり思ってるときにしてほしい。私はそれもいつも突然してきたけど(笑)

コンコン「今いい?」『どうぞ』「じゃ、失礼させていただいて・・・」『どうぞお話しください』この流れが良い。

ガチャガチャっ!『⁈』ドンドンドン!『(なになに⁈怖いんですけど!)』ガチャリ『(えっ鍵開けられたーーっ)』「君のあの時〇〇で△△だし□□だね。それおかしいよ。どうなの?」『(え?え?なんで入ってきてるの?え?え?なに?何が変だって?)』ってな感じで。大事なのかもしれない前半部分をうつろな状態で聞く羽目になる。鳩が豆鉄砲というやつ。その人たちの関係性もあるし、まあ色々な状況の違いは何事にもあるけれど、私が過去にノックなしで人に言葉を浴びせてきたときは、少なからず今更引けない何かと自己満足。その後には後悔しても時すでに遅しの、黒歴史にさえ感じる罪悪感を感じてきた。論破して鼻息荒くした感じがなんとも後味悪い。その時の顔なんて引きつって大いにブスだと思う。

少なからず、人には優しくいたい。馴れ合いと優しいは違う。悲しいくらいに優しくありたい。

20代前半の頃、あるbarに友人と飲みに行った時そのお店のマスターと〈もし自分の親しい友人が覚せい剤の常用していたらどうするか〉という話になった。私と友人の答えは「どうもしない。放っておく。」で、マスターはそんな私達を友達を大事だと思わない人たちなんだねと、何か色々言っていた。覚えていないけどとにかく大事な友達の為にやめさせるべく説得を繰り返すのが当たり前の行動だろう。みたいな感じだったはず。私がこの話をよく覚えている理由は、その友人とすぐに意見が一致したからだった。答えの後に解説した理由も同じ。「逮捕されてちゃんとした処分と処置を受けたらいい」そういう意見だった。

これはどっちが正しいとかじゃなく、一緒にいる友人と価値観が近いのはとてもありがたいということだ。私はマスターのようなタイプとは長い付き合いの友人ではいられない。マスターにはきっと「友人が逮捕されても良いなんて冷たい」なんて言われたと思うけど、仮に本当にそんなことになって友人が逮捕されて辛くないわけがない。とにかく意見が合わなかった。

ただ人の意見を浴びるのが苦手なだけ。だから私も心の扉を開けてくれた人と話したい。私も開けてるんだからあなたも開けてよ。では絶対になくて、その人が開けた時に優しい言葉を置いてこれるような人になりたい。

今の所、かなり厳しい。この通り長く、しつこい、まわりくどい私は人に会うたびノックなしで土足で上がって長々と話をしている。皆、あの人「『〇〇で△△だし□□だね。』って言ってたけどなんの話してたっけ?」って言ってると思うわ(笑) 

今いる友人がとても大切に思える。よく付き合ってくれてる(笑)

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