見出し画像

「えっ、お花ってこんなに種類があるの?」初めての葬儀で戸惑った私が、供花・供物選びで見つけた心温まる贈り物

「まさか、私が喪主になるなんて…」

先日、突然の父の訃報を受け、悲しみと動揺の中、慣れない葬儀の準備に追われました。

「喪服は?会葬礼状は?」

そんな中、また一つ、新たな難問が立ちはだかりました。

「供花・供物って、何を贈ればいいの?」

花屋さんに行ってみると、色とりどりの花や、美味しそうな果物、たくさんのお菓子が並んでいて、どれを選べばいいのか全く分かりません。

「父はどんな花が好きだったっけ?」

「甘いものが好きだったから、お菓子がいいのかな?」

頭の中は疑問符だらけ。

そんな時、葬儀社の担当者さんが、優しく声をかけてくれました。

「供花や供物は、故人様への想いを伝える大切な贈り物です。

ご一緒に、ゆっくり考えてみませんか?」

その言葉に、私は救われた気がしました。

担当者さんは、父の好きだった花や、よく食べていたお菓子の話を聞きながら、一緒に供花と供物を選んでくれました。

「お父様は、きっと喜んでくださいますよ」

その言葉に、私は涙がこみ上げてきました。

そして、葬儀当日。

祭壇に飾られた色鮮やかな花々を見て、私は、父が微笑んでいるような気がしました。

それは、まるで、父からの「ありがとう」というメッセージのようでした。

供花・供物:故人への想いを伝える贈り物

供花・供物は、故人を偲び、冥福を祈る気持ちを表すものです。

また、遺族への弔意を表す意味もあります。

供花の種類と選び方

  • 生花: 最も一般的な供花です。故人様が好きだった花や、季節の花を選ぶと良いでしょう。

  • プリザーブドフラワー: 生花を特殊加工したもので、長持ちするのが特徴です。水やりなどの手間もかかりません。

  • 造花: 生花に似せて作られた人工的な花です。アレルギーのある方や、長期間飾りたい場合におすすめです。

  • 花籠: 花を籠にアレンジメントしたもので、華やかでボリュームがあります。

  • 花束: 花を束にしたもので、シンプルで上品な印象です。

  • スタンド花: スタンドに立てかけた大きな花で、存在感があります。

【かご花の花順】

かご花は、葬儀の際に祭壇の両脇に一対で飾るのが一般的です。

     
         
 左5  左3 左1(喪主) 祭 壇 右1(喪主) 右2 右4

上記のように、祭壇に向かって、**右→左→右→左…**と交互に、故人様と関係が近い方から順に並べていきます。

供物の種類と選び方

  • 果物: 季節の果物や、故人様が好きだった果物を贈ります。

  • お菓子: 日持ちするものが一般的です。個包装になっていると、参列者にも分けやすく便利です。

  • 缶詰: 保存がきくので、便利です。

  • 飲み物: 故人様が好きだった飲み物や、お茶、ジュースなどを贈ります。

  • 線香: 故人の冥福を祈るために贈ります。

供花・供物の手配方法

供花・供物は、葬儀社に依頼するのが最も簡単で確実な方法です。

葬儀社が、宗教・宗派や地域に合った適切な供花や供物を手配してくれます。

葬儀の日程や会場に合わせて、確実に届けてくれます。

葬儀社への相談

供花・供物の選び方や手配方法など、分からないことがあれば、お気軽に葬儀社にご相談ください。

豊富な知識と経験を持つスタッフが、あなたの想いに寄り添いながら、最適な供花・供物選びをサポートいたします。

葬儀社でのご注文期限

  • かご花、缶詰、果物かご: 葬儀または通夜の前日15時まで

  • その他: 葬儀の前々日15時まで

まとめ

供花や供物は、故人様への想いを伝える大切な贈り物です。

心を込めて選び、葬儀社に相談しながら準備を進めましょう。

この記事が、少しでもあなたの心の支えとなり、故人様への想いが伝わる供花・供物選びのお手伝いができれば幸いです。