インドネシア語検定A級合格しました。
以下気づいたこと。
採点について
配点…要約:25%、質疑応答…75%で計算されるので、質疑応答は取りこぼせない。
要約
要約の採点基準は厳しめで、ほぼほぼ省略しないような要約が求められているように感じる。自分には全文聞き漏らさないようなメモ取りはまだできないので、要点を押さえるメモ取りをしたので、点数は低かった。
質疑応答
B級と聞かれるポイントは同じような感じ。実は今回5問目の意見を述べるところで一つ単語がわからなくて、適当に当て推量してしゃべったら完全に的外れな答えになってしまった。しかしロジックと発話は問題なかったので、完全な失点にはならず、問5は大幅減点となったが点数はつけてくれたらしい。
なので、少なくとも問5に関しては、わからない単語があってもしゃべった方がいいし、ほかの問題でも曖昧にしか理解できなくても、(試験合格的には)答えたほうがいい。おそらくマイナス点をつけられることはないので。
試験前にやったこと
細かいメモを取るよりも、要点(話のロジックの流れ、キーワードっぽいもの、並列で上げられる事柄、数字等々)を漏らさないことに注力できるように、リスニングの練習をした。
Spotfyのkoran tempoの過去ログを前日にあるだけ全部聞いた。BBCインドネシアは古いものは消されているので。
試験後に気づいたこと。
B級1次試験に合格したあたりで、勉強すればするほどA級問題の難しさやどうやって独学で勉強を進めるべきかというところで、A級をはるかな壁と感じていたし、前回A級1次試験に受かり2次試験を受けた時は笑ってしまうぐらいメモも取れず質問にも答えられなかった。
合格までの独学の方法としては、苦手は無くす、辞書を引く、ニュースを読む、勉強に時間を取る、くらいだったのだろうか。
結局のところ、以前は「2次試験で聞いたことのある、読んだことのあるトピックが出たらラッキーだなぁ」などと思っていたがそうではなく、試験に選ばれるレベルのトピックで、話の流れが想像できないくらい耳なじみがない話題や推定できない単語にぶち当たった時点で、ニュースやラジオを見聞きする量が足りていないということなのだと思った。
勉強時間
おそらくきちんと勉強を始めたのは2012年、留学、就業をへて、日本へ帰国しB級1次に合格したのが2018年1月、B級2次に合格したのが2020年1月、A級1次が2020年7月、A級2次合格が2020年1月実施分なので、
~B級1次:6年
~B級2次:8年(インドネシア語を仕事でも対して使わず、まったく勉強できない時期が結構あった)
~A級1次:8.5年(通訳の仕事を受けるようになって、1日8時間インドネシア語にずっと触れる生活になってから理解度が一気に上がった)
~A級2次:9年(+少なくとも1次試験から800時間くらい?この一年、週3日8時間翻訳+通訳案件+勉強を続けている)
結局インドネシア語に触れる時間を増やせばレベルが上がるというだけの話だった。
それでもインドネシア語検定に載っているA級の合格基準の「一応の会議通訳ができる」程度でしかない。まだまだ力不足。上はまだ果てしない。
特A級いつ受けるか?
どうせまぐれでは絶対受からないので、この点をクリアできていたら受けるか考える。
- インドネシア国内の用語等々の日本語/インドネシア語での適訳が表記揺れなく、すんなり出るようにする(インドネシア、日本、アメリカ、国連の役所、議会、会議、宗教(イスラム、ラマダン、春節、ニュピ、キリスト関係)、機関など)
- 中国の歴代国家主席を書けるようになる。
- インドネシア語の各分野の本をとりあえず読破する(サイエンス、医療、歴史、政治、宇宙、環境、など)
2023年くらいには勝負できるレベルになるのだろうか…。B級を受けているときにA級試験問題に感じた壁の高さを特A級に今感じている。