インドネシア語勉強進捗覚書

前回のnoteを見たら、特A級出願と書いてあった。

結果は普通に一次で落ちました。特にディクテーションとその翻訳のスピードにまったくついていけず、他は合格点ぎりぎりまで届いていたが、そこが致命的だった。

「これは一生受かる気がしない」と思いながら今日まで勉強してきたが、今の自己分析だと、「合格できるかも」くらいまで語学力が上がってきている気がするので継続というのは強い。C級を合格した時はB級に、B級を合格したときはA級試験に対して「一生受かる気がしない」と思いながら勉強していたが、今ならA級一次なら寝起きでもyoutube見ながらでも受かると思う。

今考えれば、A級が受からないというは勉強時間が足りない(確保できない)か、勉強の方向性が間違っているかのどちらかで、マイナー語学のために英検のような参考書の無いインドネシア語検定は、後者の罠にはまりやすいと思う。具体的には基礎力が足りてないのにほとんど出ない単語を片っ端から覚えるとか(自分はやってた)。それは体を鍛える前に逆立ちや逆上がりを延々と練習するようなもので、それより繰り返し音読をしたり、きっちりニュースを読んだり聞いたりして基礎を固める。

土台がないのに高度なことをしてもうまくいかない。めったに使わない単語を覚えるより常に使う表現の精度を上げる方が効率がいい。足し算引き算、九九がおぼつかないのに方程式を勉強してもうまくいかない。

SDMという単語を聞いて「SDMは…、sumber daya manusiaだから…、人的資源!」とか思い浮かべていたら時間がいくらあっても足りないので、基礎的な文法や単語表現を思い出すことなくアウトプットできるまで(体で覚えるまで)基礎能力を上げるとB級やA級の点数が上がるし試験時間も余るようになる。 最近はそう思うようになった。

今度の2023年1月の特A級試験を受けるにあたって、自分が自習してきたことを忘備録代わりに書いておこうと思う。B級やA級合格の時にどんな勉強をしたか、具体的に忘れてしまったので書いておこうと思ったというのもある。

2022/1~2022/9月末まででやった勉強

1.読書

インドネシア語の小説:6冊(200~400ページ / 冊)

2.音読

kompasなどで気になった記事を声に出して読む。一日1回~

3.メモ取り

youtubeなどで適当な動画のメモ取り。

インドネシア語:大統領演説、外務大臣演説など

日本語:テレ東のニュース、首相演説など

4.サイト・トランスレーション

日本語とインドネシア語(なければ英語訳)がある原稿のサイトラ。IMFや外務省、ASEANのスピーチ等で適当に出てきたものを訳出。自分で訳出してしっくりこなかったらDEEPLにi突っ込んでみるとすごくいい訳をくれたりする。(DEEPLが原文をちゃんと汲めているかは確認しないといけない)

5. その他

BBCやCNNインドネシア・VOAを聞いたり、実際の通訳現場のための予習復習、社長スピーチやインタビューの翻訳、これらからいい表現をノートにまとめて復習…ノート1冊分。

体感の成長的には…

とっさに出る表現の多様性が増えた。

微妙に訳しづらい、直訳がない、なんとなく訳出に迷う表現が減った。

ex ) 因果応報、謙虚な姿勢、余裕がある、手際がいい、優しい、とんとん拍子に、~を控えて、雰囲気を和ませる、俯瞰して自分を見る、極める…

こういう表現に慣れる(自分なりの変換パターンを何となく確立する)ことで、全体の処理能力が上がり、さっと訳出が出やすくなっていると思う…。

メモ取り(ディクテーション)に慣れた。

メモ取り練習や通訳試験などをいろいろこなして少し慣れてきた。

少なくとも今度の試験は前回よりましになるはず。



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