ヒューマン

「自分自身をデザインする」

それは友達をデザインするようだ

それはわたしがわたしのことを、友達だと思っているということだ

全部嫌だなあ



物語になりたいのか
人間として生きたいのか
物語になるにも
人間として生きるにも
中途半端に才能が足りない



ブルーライトがわたしの角膜を終わらせていく
少しずつ
こうしている間にも

 


その言葉は、ほんの一瞬わたしの耳をずくんと軋ませて、あとは眠たい子猫のようになりました。
そうして、穏やかで、死にたいような気持ちに身を任せながらゆっくりと目を閉じるのです。



デザインされた人間に対して、畏敬を持ち、崇拝さえするが、自分はこうはなりたくないとどこかで思っている節がある。化け物のようだと思ってしまう。それはどこまでも人間で、だからこそ人間でなくなってしまったものなのだと。そういう、空っぽの化け物。 

なんて。

こんな考えは嫉妬から来るものかもしれない。あるいは甘え。
気分は最悪だ。



おやすみ

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