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のりちゃん実家に帰る

今日は2ヶ月に一度のお料理教室が早く終わり実家に帰るか自宅に帰るかちょっとだけ考えた。
そこから自宅までJRで1時間と少し。
実家へは反対方向へ地下鉄で小一時間。
当然自宅に帰る方が楽。
でも何故か実家に帰ろう!と強く思い地下鉄に乗った。

ただいまーと玄関ドアを開けるとお帰りっ!といつもの元気な母の声。
父と姉のお仏壇に挨拶をして駅前で買ったお菓子を2人で食べる。
お茶をいれようとするといいのよ、と母がいれてくれる。

お菓子を食べお茶を飲みたわいもない話をして帰った。
でもこれがとても幸せなことだとよくわかっている。
母は元気なようでも終活をしていて今日はお友達が趣味で彫ったという能面をくれた。
「私が持っていてもねぇ」
という言葉にいやでも私の方が…とは言い出せず
「大切にするね」ともらってきた。

若女 お歯黒をした美人

病気の進行具合は本人にもわからない部分があるけれどせめて母を見送るまで生きていたいと強く思った。

トップの写真は能面が入っていた絹のお誂え袋
大切にします。

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