2024年フェブラリーS①(難解な一戦)

いよいよ2024年最初のG1、東京ダート1600メートル戦「フェブラリーS」が明日行われます。

昨年度のJRA最優秀ダート馬であるレモンポップや、国内外のG1で活躍しているウシュバテゾーロ、デルマソトガケ、前哨戦を快勝したウィリアムバローズ(東海S)、エンペラーワケア(根岸S)のほか、ダートの実績馬ドライスタウトあたりが海外G1のほうに回るなど諸事情から出走しないことで、極めて難解なレースになりました。

フルゲート16頭中、地方の有力馬3頭、前走芝組3頭(うち2頭は初ダート)、それ以外の10頭のうちJRAダート重賞勝ち馬が3頭という、よく言えば多彩なメンバーが揃いました。

重賞勝ち馬についても、当該レースがローカルの小回りコースだったり、湿って足抜きの良い馬場だったり、何年も前だったりということで、なかなか飛びつきにくい感じです。

そういうメンバー構成なので、ダート戦で未だ底を見せておらず、かつ賞金順やレイティング順で除外される可能性が高かったにもかかわらず鞍上にルメール騎手を確保してやる気満々のオメガギネス、直近の2走、G1とJPN1で連続2着と好走しているウィルソンテソーロ、手が合うムルザバエフ騎手が他の外国人騎手との兼ね合いから運良く短期免許を取得できたドゥラエレーデ、1600~2000メートルの芝のG1で好走しているガイアフォース、昨年のJBCクラシックの勝ち馬キングズソードといったところが前売りオッズ1~5番人気になっていますが、どの馬もやや押し出された人気馬といった感じで、絶対視できません。

さらに、このメンバー構成だと「過去10年の好走データ」みたいなものはほとんど当てはまらないという、難解な一戦となっています。

ですので、私の今回の予想コンセプトとしては、過去の傾向や血統面を軽視して、「①芝スタートのダートまたは芝の道悪、②かつワンターンの1400メートル以上で好走している、③差しor追込タイプの馬」といった条件でピックアップしてみました。

差し、追込タイプという点に関しては、今回のメンバーを見渡すと、逃げ、先行タイプが揃っているうえ、今日の天気予報を見ると、東京競馬場周辺は午後から毎秒5メートルの南風(3~4角辺りで追い風)ということなので、極端なスローペースにはならないかなという読みです。

と考えつつ午前中のレースを見る限りムルザバエフ騎手が来てるようなので、ドゥラエレーデは無視できなくなってきました。

なかなか穴狙いです。

オメガギネス(1番人気)とウィルソンテソーロ(2番人気)ですが、オメガギネスに関しては鞍上込みで過剰評価されている気がしないでもないですし、ウィルソンテソーロに関して鞍上のスイッチ(原→松山)が必ずしもプラスにならない気がしています。また、オメガギネスは先行タイプ、ウィルソンテソーロは前走で逃げた影響からそれほど後ろにはならないかなと思います。脚質的には狙いとは少し異なりますが、流石にこのメンバーで2頭とも飛ぶ可能性は低いのではないかと思います(皆無ではありませんが)。

ということで、馬券のほうは3連複フォーメーションで19点。資金配分は要注意。


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