2023年マイルCS⑧(なかなか悩ましい)

11月18日(土)6時30分現在のJRA発表によると、京都競馬場の天候は曇り、芝は稍重とのことです。ウェザーニュースでは昼前くらいまで雨が残るようなのですが、本番までにどのくらい馬場が乾いてくれるでしょうか(あるいは土曜日のレース終了後に吸水ローラーがかけられる気もしますが)。

現時点で、1番人気はシュネルマイスター、2番人気はセリフォス、3〜5番人気はソウルラッシュ、エルトンバローズ、ナミュールですが、この3頭は馬体重やパドックの様子などで変動しそうです。そして6番人気がレッドモンレーヴということですが、このマイルCSというレースは、大昔は1番堅いG1と言っても良いくらい人気通りの決着が多買ったですし、過去10年でも2桁人気の馬が馬券圏内に来たことはないので、この辺りまでで決着がつくと見て良いかと思います(穴馬で狙いたかったジャスティンカフェは10番人気ですが、馬券の妙味という点を考えるとちょっと手を出しにくい感じです)。

シュネルマイスターとセリフォスの2頭はかなり堅くて両馬がいずれも飛ぶことはほぼ無いと思うのですが、私、2つ前の稿(マイルCS⑥)で「シュネルマイスターという馬は牝馬がいると勝ちきれない。では、出し抜く馬は何かというと、枠順を見てから判断するが、内ラチ沿いをある程度先行できる馬」である旨書いていたのですが、モレイラ騎手鞍上の「ソウルラッシュ」が1枠1番を引いてしまいました(笑)

モレイラ騎手はゲートを五分にでさえすればある程度出していきたいジョッキーです。ソウルラッシュもベストは中山・阪神の1600だと思いますが、3走前のマイラーズC3着を見る限り、ダメではないと思います。

というか、今年の春、今回と同じ京都1600で行われたマイラーズCのときの2着馬ガイアフォースがセリフォスに変わっただけのリプレイになるような気がしてきました。

ただ、シュネルマイスター、セリフォス、ソウルラッシュで馬連あるいはワイドの馬券買うとしたら、なかなか回収期待値的によろしくないです。

この3頭を馬券の中心とした3連系の馬券でいくとなると、現在6番人気のレッドモンレーヴくらいまでは、おさえておいた方がよさそうですね。

あと、ナミュールが大外枠を引きましたね。この馬が前走の富士Sや4走前の東京新聞杯くらい本番でも走ったら、ひょっとしてという感じは少しあります。今年春のヴィクトリアマイルと安田記念を見て「G1では足りないかな」と思っていたのですが、東京新聞杯とオークスの競馬を見て京都の1600でもイケるかもと思ってしまいました。まぁ半分くらいムーア騎手要因はあります。先日のエリザベス女王杯でも、あのとんでもない状態のジェラルディーナをコントロールして5着まで持って来ましたし、やはり上手いジョッキーです。そして、大外枠に入ったからといって道中終始外目を走って距離ロスした挙げ句に4角で大外ぶん回すようなことはしない騎手ですので、ナミュールをそこそこのところまで持ってくる可能性はあります。

ソウルラッシュ、ナミュール辺りは馬券としておさえておいた方がよさそうです。


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