2023年エリザベス女王杯⑪(展開の利、結論)

土曜日の京都競馬は、ムーア騎手、マーカンド騎手ともあまり乗れていませんでした。

特にマーカンド騎手に関しては、馬と喧嘩したり、騎乗した3鞍ともレースの流れに乗れてなかったりでチグハグな感じでした。

まぁ人気を裏切ったと言っても、馬券を買うほうが「短期免許の外国人騎手」を過大評価していた面はかなりあったと思いますが。

さて、そろそろ結論を出したいと思います。

正直なところ、各馬とも一長一短あって、本命、対抗ときっちり印を打つのは、私には難しいです。

ただ、展開を考えたときに、お誂え向きの流れになりそうなのは「ハーパー』です。何だかんだ言って馬券圏内には残りそうな気がします。過去のエリザベス女王杯を見ると、その年のクラシック戦線でそれなりの結果を出していた3歳馬がここに出てきた場合には、それなりの結果を出しているということ、過去10年で3番人気馬(おそらくこのまま3番人気で不変かなと思います)の馬券圏内率が最も高いことと、この馬を後押しする材料が複数ある中にあって、これは本当に感覚的なものですが、最も展開の利を得られそうだと思いました。

先に書いた、ムーア騎手、マーカンド騎手のジェラルディーナとサリエラですが、サリエラに関しては、馬自体は毎年のエリザベス女王杯で中心となる4歳馬ですし、個人的には少しズブい面もありつつも追ってからは良い脚を長く使うタイプのように見えるので、豪腕(というかゴール板まできっちり追う)タイプのマーカンド騎手に「ワンチャン」ハマる可能性が捨てきれません。

サリエラを管理する国枝調教師は牝馬G1完全制覇に大手がかかっています。今回のマーカンド騎手の起用は、同騎手の今回の来日にあたって身元引受馬主になっているシルクレーシングからのコネクションだとは思いますが、それでも(あと5年くらいで勇退される中での)完全制覇の貴重な機会なのに、全く勝ち目のない騎手をさすがに起用しないでしょう(と祈ります)。シルクレーシングにしたって、あまりヒドいと出資者から文句がでそうですし(笑)

420キロ台の小柄な馬で初めての56キロがどうかですが、55.5キロまでは牡馬相手に好走しているので、何とかあと0.5キロ増える分も踏ん張ってくれないかなと。

他方、ライラックですが、、、人気になってしまってますね(苦笑)

この馬、連続して好走しませんし、人気薄のほうが走るという買い時が難しい馬なんですよね。

そういうわけで今回は「切り時」です。。。たぶん。

逆に休み明けこそ走る(休み明けしか走らない)⑨アートハウスあたりが面白いかも。

さて、私の馬券ですが、ハーパーが少なくとも3着には残ると読んで、一応、同馬と心中しようかなと思います。

と、、、ここまで一度書き上げたものを推敲していたら、つけっぱなしだったリビングのテレビでエリザベス女王杯のJRA―CMがちょうど流れてまして、ファインモーションとスイープトウショウでした。

サインといいますか、ファインモーションから連想される馬といえば、今回の出走馬の中だと「ブレイディヴェーグ」一択なんですよね。

そして、「スイープトウショウ」のほうはドンピシャの馬がいないのですが、強いてキーワード的なものをあげれば、ひとつは「リピーター」ですよね。スイープトウショウはエリザベス女王杯に4回出走して5→1→2→3着ですから。

あと3歳で出走したときは5着でしたが、この馬「オークス2着」でした。

ということで、①ブレイディヴェーグ(もし勝てばファインモーションのデビュー以来最短勝利記録を塗り替え)と③ハーパー(オークス2着)の馬券は外せなくなりました。

一方、ジェラルディーナ以外の5歳馬からのチョイスですと、エリザベス女王杯でよく馬券に絡んでいるミルコ騎手のディヴィーナは気になりますが、ハーパーを軸にする以上、このレースに関しては同型脚質気味になりそう、かつ同じ友道厩舎なので、両方が来ることはないかなということで、思いきって切ります。

5歳馬で買うなら、以前の稿で取り上げたとおり、大阪杯とオールカマーでジェラルディーナに先着しているマリアエレーナかなとは思いますし、デキもまずまず良さそうではありますが、やはり冷静に考えると騎手も込みで「善戦」までかなと。

なんと言いますか、どうしてもジェラルディーナは買う気になりません。

ということで、買い目のほうは、ワイドで、①―③を厚めにしつつ、あと、③ハーパーからの流しで、②ルージュエヴァイユ、⑬サリエラ、あと①―②の立て目を少々、いずれにしても今回は少額でお遊びです。

まぁ、当日の状況(馬場とか騎手のリズムとか)次第では、⑬サリエラは切って、あと、⑨アートハウスと②ルージュエヴァイユは差し替えるかも。

【12日朝追記】サリエラのマーカンド騎手は1〜2レースの騎乗振りを見る限り、昨日よりはレースの流れに乗れているようではありますが、(たまたま騎乗馬が癖ありの可能性もありますが)馬との呼吸が今ひとつ合っていませんね。間違いなく追える騎手ではありますので、サリエラと手が合う可能性も依然捨てきれず、もう少し様子見です。

ルージュエヴァイユに関しては、ここまであまり触れて来なかったかなと思いますが、過去のエリザベス女王杯から見たときに中心となる「府中牝馬S組」の「4歳馬」で、ライラックを馬券的に切るならば、スタート直後に挟まれる不利がありつつも「前走上がり最速」で「3着以内」に入ったこの馬を一応おさえておこうかなと思います。

①―③のワイドは、自分としてはかなりコンサバティブな馬券ですが、オッズが4倍前後つくなら、サイン?もあることですし、買っても「トリガミ」にはならないかなと思いまして。。。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?