NorthernLights

高木義人(たかぎよしと)1963年生まれ。アウトドア雑誌等でフリーの編集/ライターの後…

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高木義人(たかぎよしと)1963年生まれ。アウトドア雑誌等でフリーの編集/ライターの後、札幌に移住。デジタルコンテンツ制作の会社有限会社ノーザンライツ 設立。電子書籍アワード2012 書籍賞受賞『panologue』編集長。instaアカウント @tak2cv

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  • 自転車に乗れば毎日が冒険

    初めて補助輪を外した時のあのワクワクした気持ちをいつのまにか忘れてしまった"大人"たちに「また乗ってみようかな」と思ってもらうための、ちょっと変わった自転車の楽しみ方ガイド。 〜 A bicycle guide for the rest of us. 〜

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自転車で日常を冒険する10の方法

自転車に乗れば毎日が冒険 第4回 第1章 「冒険」について考えてみる 自転車で冒険? といっても大げさに考えることはない。「日常の中で自転車に乗って味わう、いつもとはちょっと違うワクワク」を体験するための10の方法を考えてみた。 1)冒険の始まりは好奇心から 近所を流れる川の上流部はどうなっているンだろう? SNSでみかけた豆大福を食べてみたい、通勤電車の車窓に見えるちょっと変わった建物を見てみたい。冒険は、そんなちょっとした好奇心から始まるゾ。 2)冒険の目的は過

    • キーワードは「冒険」

      自転車に乗れば毎日が冒険 第3回 第1章 「冒険」について考えてみる 「冒険」という言葉には、危険が伴うものというイメージがある。 危険をおかすこと、
成否の確かでない事をあえてすること = 広辞苑 第七版 = 危険を承知(不成功を覚悟の上で)行うこと = 新明解国語辞典 第六版 = ここでは冒険という言葉をこんな意味で使っていこうと思う。 
・日常のなかで 
・自転車に乗ることによって 
という2つの前提のもとで、
「まだ見ぬ世界を体験すること」あるいは「成否の確

      • 自転車はもっと自由な乗り物だ

        自転車に乗れば毎日が冒険 第2回 第1章 「冒険」について考えてみる 仕事の飲み会の席などでうっかり「趣味は自転車です」などと口走ろうものなら「体力ありそうですね」とか「何kmくらい走るんですか」、「何台持ってるんですか」と遠慮がちに質問が返ってくる。「いえ、そうじゃないんです。仕事帰りや空いた時間に自転車でのんびりとあちこち冒険するのが好きなんです」と続けるも、ぽかーんとされて周囲はビミョーな空気に包まれる。どうやら"仕事帰り"、"自転車"、"のんびり"、"冒険"というこ

        • 自分の中にある境界線を越えてみる

          自転車に乗れば毎日が冒険 第1回 prologue 確か小学校の2年か3年の頃だったと思う。当時、家族の同伴なしで子供たちが学区(校区)の外に出かけることは校則で禁止されていた。"学区外"は休みの日などにバスやクルマに乗って親に連れて行ってもらう場所であり、距離的にも精神的にも日常から離れた特別な場所だった。 ある日の放課後、すれ違った上級生が自転車のハンドルになんとも立派なアメリカザリガニが入った虫カゴをぶら下げているではないか。「どごで獲ったンですか⤴︎」と(福島訛

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