第3文型(ハイレベル)

こんばんわ。northern_brightです。

前回は他動詞の後に目的語が必要である、という第3文型のお話をしました。

復習です。

○ He saw his friend at the station. (彼は駅で友達に出会った。)

○ He saw his friend at the library. (彼は図書館で友達に出会った。)

どちらも例文も後に前置詞+名詞がついていますが、Heとa friend(お友だち)が出会って「やぁ」、「やぁ」と挨拶を交わしたイメージは変わりません。(場所が違うだけです。)

しかし第3文型には前置詞+名詞がないとイメージが共有できないパターンがあります。

例文を見てみましょう。マジシャンがいます。

○ The magician turned the frog into a flower. (そのマジシャンはカエルをお花に変えた。) 

前置詞+名詞(into a flower)は5文型の要素にはなりませんから、この英文は本来であれば、

主語(S):The magician + 他動詞(V他):turned + 目的語(O):a frog

でイメージが共有できないといけません。意味が通じないといけません。

× The magician turned the frog. (そのマジシャンはカエルを変えた。)

何に?

○ The magician turned the frog into a flower. (そのマジシャンはカエルをお花に変えた。)

○ The magician turned the frog into a pigeon. (そのマジシャンはカエルを鳩に変えた。)

? The magician turned the frog into a nuclear weapon. (そのマジシャンはカエルを核兵器に変えた。)

a flower(お花)、a pigeon(鳩)ならば、よくあるマジックショーでありそうですよね。陽気なマジシャンのイメージを共有することができます。(でもそもそもカエルを使わないか。)

でもマジシャンがthe frog(カエル)をa nuclear weapon(核兵器)に変えたら、どうしましょう? 大変なことになります。マジックショーをやっている場合じゃありません。

そうすると、

○ The magician turned the frog into a flower.

のinto a flowerはお互いのイメージを共有するために必要な要素なのです。前置詞+名詞なのにね。

この前置詞+名詞をAと言うことが多いようです。わたしもAを使います。(文型の定義の記事でも、第1文型で前置詞+名詞がないと意味が成立しない英文を勉強しましたよね。)

 こういった第3文型もあります。ちょっとレベル高いけれど、単純に

第3文型 = SVO

とだけ覚えないでほしいです。

第3文型 = SVO か SVOA 

の両方がある、ということを頭に入れておいてください。

このパターンは大学入試では熟語とか動詞の語法など、暗記してきたかどうかのを試すために出題されることが多いようです。

例文は

turn O into A (OをAに変える)

という熟語(turnの語法・intoの本質的な意味)でした。この場合、intoの部分を空所にして

・ The magician turned the frog (          ) a flower.

 1 of 2 into 3 on 4 by

から2のintoを選ばせる問題が出題されます。

逆に

・ The magician (          ) the frog into a flower.

 1 pointed 2 turned 3 tried 4 took

から2のturnedを選ばせる問題も出題されます。

このような出題をされる第3文型の動詞は次回紹介します。

・ まとめ

第3文型は

SVO と SVOAと二種類ある。

もしここまで読んでくださった方がいらしたら、ありがとうございます。

心より深く感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

では、また次回よろしくお願い致します! バイピチ!


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