麻雀で意識した方が良いことvol.1

Good morning World!
バイオハザード」シリーズで一番好きな作品は「アウトブレイク」の厚谷です。
「RE:アウトブレイク」の発表はまだですか。

さて、今回のテーマは「フリー雀荘で意識した方が良いこと」です。
このテーマで書こう書こうと思いながらずっと書いておりませんでした。

ここ数年でMリーグをはじめとした、いわゆる「観る雀」が急速に拡大していきました。それに伴い、健康麻雀や競技ルールの雀荘も増え、新しく雀荘に足を踏み入れる方も大勢いらっしゃいます。

そんな中で最近気になるのが、「映像対局の所作をフリー雀荘でもやる人」が増えていることです。僕がフリー雀荘デビューした十数年前とは比べ物にならないくらい目に付きます。

当然ですが映像対局は「視聴者がいる前提」のため、知らない人同士で卓を囲むフリー雀荘とは異なる部分が多いです。
端的に言うと、フリー雀荘では「卓内の全員が極力ストレスのかからない所作」を心がけることが大切です。

映像対局から入った方は「単純に知らない」場合も多いと思うので、そんな方々のために今回このテーマで書かせていただきます。

僕以外にもこれまでに同じテーマでnoteを書いている方は多くいらっしゃいます。
例えばこちら↓

話はズレますが、

藤川まゆは良いぞ。

僕が尊敬している麻雀プロの一人です。
IKUSAでのレポーターが非常に好評だった様なので、これを機にさらに活躍してほしいところであります。


話を戻しますが、今回のnoteで書いていくのは、
「映像対局でやっているけどフリー雀荘ではしない方がいいこと」
「初心者でも意識すればすぐに直せること」です。
僕が個人的に気を付けていることを全部書こうとしたらとんでもない量になるので、この2つを前提にピックアップいたしました。

これらに限らず麻雀の所作全般、ひいては日常生活すべてに言えることですが、変なクセは早めに直した方が良いです。
正しいことを正しくできるように日ごろから気を付けていきましょう。


●親の第一ツモ

ほとんどの雀荘で自動配牌となっている現在では、親の第一ツモの取り忘れが時々発生します。これを防ぐためにも、親は手牌を開ける前に第一ツモを取りに行く癖をつけた方が良いです。
Mリーグでは、視聴者にわかりやすくするために手牌を開けてから理牌し、そのあとに第一ツモを取りに行くこともありますが、フリー雀荘ではやらない方がいいです。

そもそも親の第一ツモは「絶対に邪魔されずに必ずツモる牌」なので、最初からその牌を含めた14枚で第一打を考えた方がはるかに効率的です。

唯一の懸念は「天和だった時に感動が若干薄れること」ですが、33万分の1局のために33万分の32万9999局を非効率な所作で消化するのはいかがなものかと思います。

フリー雀荘で親の局では、
「親ボタンを押す」
「山を前に出す」
⇒「第一ツモを取る」
⇒「手牌を開ける」
⇒「理牌して第一打」

という流れを習慣付けるといいでしょう。
慣れてきたら理牌せずに不要牌を打てるとさらに良いです。


●副露手順

最近のフリー雀荘では、
「発声」⇒「(搭子・対子の)開示」⇒「取牌」⇒「打牌」の、
俗にいう「競技所作」で副露を行う人が増えてきました。
これも映像対局の影響が非常に強いと思います。

一般的なフリー雀荘では、
「発声」⇒「(搭子・対子の)開示」⇒「打牌」⇒「取牌」の手順が推奨されています。単純にこちらの方が時間がかからないからですね。

映像対局で前者の手順で副露をするのは、カメラのスイッチングによるものが大きいです。副露面子を一度映してから、次の人の手牌を映すためですね。打牌が先だと副露面子を映すタイミングが無くなってしまいます。
逆に言えば、このような理由がなければより時間がかからない手順で行う方が良いということになります。

これに関しては、雀荘ゲストのプロがやっていることも最近は目立つようになりました。
連盟でも先に「取牌」することを推奨され始めているため仕方ないと言えば仕方ないのですが、雀荘ゲストに頻繁に入るようなプロならば、フリー雀荘では先に「打牌」するようにした方が良いでしょう。

ただし、お店によっては「競技手順」でルールに明記されている場合もあるので、その際はお店のルールに従いましょう。


●立直後の摸打

Mリーガーの中には、立直後にツモってきた牌をカメラに向ける選手や、力を入れて盲牌をする選手がいます。これらは全て、「視聴者がいる前提の演出」だと思ってください。
誰も見ていない状況でこれらの所作をやるのはただの無駄です。

立直後は考えることがほとんどなくなり、ツモってきた牌をそのまま切るか、ツモ発声(時々カン発声)をするかの選択肢しかありません。なので立直を受けている人よりも早い摸打になるのが当然です。

某麻雀漫画のように表面を削り取りそうな力で盲牌したりバカラでもやっているのかといった具合に絞りながらめくったりする人がいますが、時間の無駄以外の何物でもありません。
「筒子のツーサイド…!4筒か5筒…!4筒なら1発ツモで倍満…!真ん中の筒は消えて無くなれ…!」などと脳内で繰り広げているのかもしれませんが、フリー雀荘でやるのは絶対にやめましょう。

そもそも立直を受けた時点で、普通の人間はゲンナリしたり面倒だと思うなりしています。にもかかわらず上記のようなことをされた日には立直者へのヘイトが急上昇します。0.1秒でも早く打牌することを心がけましょう。


●河・牌山・手牌を整えるタイミング

映像対局で自分の手番中に河(捨て牌)を整えることが時々あります。
この行為はフリー雀荘ではやらない方が良いです。打牌したものと思われてトラブルにつながりかねません。

自分の手番中は基本的に手牌から利き手を離さず、河を直す場合は打牌を完了した後にするのが良いでしょう。

同様に牌山や手牌を整える行為も、両手を卓上に出すため和了の動きと似通ってしまいます。なのでこちらも同卓者から見てややこしくないタイミングで行うのが望ましいです。
具体的には、自分の摸打が終わり下家がツモった直後に行うのがベストかと思います(これは僕の主観なのであまり自信はないです)。

もっと言えば、なるべく牌山や河には触らない方がいいので、開局時の山の出し方牌の切り方に気を遣えるようになるととても良いでしょう。


今回のnoteは以上です。
初心者の内は普通にゲームを進めるだけで頭がいっぱいになると思いますが、今回書いた内容は慣れれば無意識にできることばかりなので、早いうちから身体に染み込ませておくことで、他の所作や打牌選択に脳の容量を割けるようになるかと思います。

このシリーズは継続して書いていきたいと思います。
読んでいただきありがとうございました。

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