【夫婦終了】いつも応援してくださった人たちに対して伝えたいこと
昨日の夫婦終了ライブの裏話的なもの。
「本当にあなたはそれでいいの??」
ということについては何度も聞かれたこと。
夫婦でなくなるってなったときに、一番不安になったのは「祝ってくれたみんなに申し訳ないな」ってこと。
二人の関係についてはちょっとずつ覚悟して乗り越えてきたからこそ、キタマチ以外の人達のことが気になった。
だって、僕らは何も変わらないから。
毎年毎年本気でプロポーズして、本気で式を作って、色んな人に手伝ってもらったり、御祝儀をいただいたり、本当にたくさんお祝いしてもらったし、応援してくれたりだったので、そこに対して裏切ってしまったなって気持ちがかなり大きい。
もともと、普通の結婚はしない…というよりかは「無理」だったので、「自分たちで概念から作っちゃおうぜ!」って結婚だった。
なので、結婚式の歴史を調べてみて、必要じゃないなってものをなくし、「これいいな!」って思ったものをどんどん取り入れていくスタイルにした。
その中で生まれたものの1つが「一年に一回の更新制度」だった。
もともと惰性で夫婦を続けるよりも「今年のこの人と結婚したい!」って想いを大切にしていたからね。
ただ、実際にやってみたら改めてプロポーズの緊張感や溢れた愛を伝えられる舞台になった。
もともと演劇畑にいたので、舞台は演者だけではなく観客と共にその空気が形成されることをよく知っていた。
毎年結婚式を祝ってくれた人がいるから、あの場があって、あの幸せがあったと思っている。だから、キタマチ夫婦という作品はみんなで作ったものだって思っている。
もちろん、夫婦で過ごした長い時間の中の膨大なコミュニケーションと様々な事件と愛のある日常と冒険とがメインではあるけれども、やはりみんなが祝ってくれたおかげで夫婦でいられたんだと思う。
来年は離婚式。だけど、それは終わりではなくてあくまで区切り。
これから全く予想のできない新しい関係性を築いていくことになるし、同棲もいつまで続けるかもわからない。
僕名義で家を借りてる&家賃は僕が払ってるので、僕は奈良に居続けるんだろうから、この場所は守っていきたいなと思うけど。良くも悪くも今年から家賃を自分で持つようになったのはこの日のためなのもあるかと。
結婚して本当によかったと思ってる。
夫婦であり続けたいと思ったからこそ、苦手なことにも向き合えたし、深く人を知ることもできた。
都合が悪くなっても、逃げたくなっても、少し時間をおいてみたりしたけど一切逃げなかった。
二人の関係を妥協しなかったから、いろいろな変化を、成長を起こすことができた。
帰ってこれる場所ができた。
居場所ができた。
愛されてるってことがわかるようになった。
夫婦は終わった。
だけど、結婚して得たものあらゆることは何一つ失われていないだろう。
僕は彼女を含めてもっと色んな人を深く愛していきたいし、
マチマチは解放されたその魂でもっと激しく恋して生きたいからこういう選択をしたのだろう。
人の愛し方は彼女にたくさん教わった。
だから、どんな場所にいても、その愛の中に彼女と積み上げてきた歴史がある。
宇宙の愛の中心に彼女を祀る。結婚式のプロポーズでそんなことを話したけど、あのときに話したことは夫でなくなった以外何も変っていない。
改めて、四年の間、キタマチ夫婦を応援していただきありがとうございました!
そして、これからも末永くお付き合いできることを心から祈っています!
最後まで読んでくださってありがとうございました! サポートもらえると、テンション上がって更新ペースが上がるかもしれません。