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ツイッター買収劇に見る、デジタル脳vsプロセス脳。

この記事を読んであなたが得られるかもしれない利益:デジタル脳vsプロセス脳。豊田章男vsイーロン・マスクは豊田さんの勝ち。西洋的レイオフすりゃいいって経営は、会社の本質を糾すことが出来ないから企業が強くならない。シン日本的経営とは「プロセス経営」(「プロレス経営」でもいい(笑)。

デジタル脳の単純さ

勝手で、荒唐無稽な想像だけれど、マスクさんはデジタル脳だけの人じゃないかな。

https://qr.quel.jp/pv.php?b=3Uusamu

デジタル脳って、結末を見て、なぜそれが起こったかを見ない人のことだ。結果だけ見て、プロセスを大事にしない人と言ってもいい。

今回の大量解雇もそうなんだ、点だけ見て線を見てない。

3億円毎日赤字、だから3000人解雇するっていう。

マスクさんのデジタル思考は、電気自動車を作っていることと関係あると思う。

電気自動車とは、ようするにデジタル脳だ。

それに対して、エンジン車は、プロセス脳だ。

エンジン車は空気とガソリンがシリンダー内に吸入され、ピストンでそれを圧縮し、それに点火すると、爆発し、それが燃焼するとその圧力で動力がうまれ排気されるというプロセスがある。

https://qr.quel.jp/pv.php?b=3DPMKHd

でも電気自動車は、モーターをバッテリーで動かすだけだ。

そこにはプロセスなんて、ない。

自動車のアイデンティティとは、エンジンだ。

クルマは吸収、圧縮、燃焼、排気という複雑で手間のかかるプロセスと共に歩んできたのだ。

デジタル脳vsプロセス脳は西洋vs東洋だ

エンジン車と電気自動車は、文化が違うんだ。

トヨタは、テスラをせせら笑っているところがあるんじゃないかなあ。

「フン、俺たちが100年かけて作ったシステムは、モーターにバッテリーを付けたおもちゃとは違う。お前たちが手を抜いて、無視してきためんどくさいプロセスこそ、俺たちが命をかけてきたところ。
それは、安全性と走行性っていうクルマの命の部分で差が出る。」

架空の会話です。真に受けないでね

マスクさんは、結果、燃費良く走れればいいんだろう、っていう考えなんだよ。結果主義の、デジタル脳だ。

でも、豊田章男さんは、プロセス脳だ。パーツとパーツ、機能と機能を合理的に結びつけて、クルマという完成された全体を作り上げる。

https://qr.quel.jp/pv.php?b=3hqOxL7

トヨタの社長であれば、なぜ、ツイッターが巨額の赤字を出すに至ったかのプロセスに光を当てる。

でも、マスクさんは「ん?赤字?じゃあ、人を切らなきゃ」って発想だよ。

豊田章男さんと、マスクさんの違いをプロセス脳と、デジタル脳に例えたけれど、漢方薬と西洋薬に例えてもいい。

漢方薬は病気の原因である臓器を癒やしていくが、西洋薬は悪いところを麻痺させて当座の痛みを抑えるだけだ。

両者を東洋医学と西洋医学と決めつけてもいいかもしれない。

東洋医学は体の一部が悪くても、全身を診る。

これに対して西洋医学は対処療法だ。

痛みのあるところ、具体の悪い臓器それしか治療しない。具合が悪ければ薬で麻痺させ、都合が悪ければ切ってしまう。

マスク氏の3000人解雇は、まさに西欧医学の悪いところは切っちゃえ、だ。

でもそうじゃなくて、全身の色んなところが悪くて、赤字垂れ流しっていう重大な病になったんだ。

結果として目に見える赤字だけ追って、人を減らせばいいっていうのは、いらない臓器を切ればいいっていうのと同じ発想だ。

もろ、対処療法だよ。盲腸とればいいって発想だよ。

でも東洋医学だと、いらない臓器なんてないって。臓器を取っちゃえば、それが全身に悪影響を与えるんだって。

根本的な病因をなくさなければ、また同じ症状がぶり返すのをわかってないのだ。

ツイッターの赤字病は、対処療法で3000人切っても治らないんだよ。漢方ドクターに見せて、体質強化から始めなきゃ。

色々勝手に言ったけれど、プロセス脳>デジタル脳ってことをいいたかったし、豊田章男>イーロン・マスクってことも、日本的経営>西洋的経営ってことも、今回のマスクさん大量リストラ事件に便乗していいたかったんだよ。

シン日本的経営の時代

コンサルタントは、こうした「哲学」を持っていることも大事さ。

こんどね、「日本的経営復活すべき論」を日本語と英語でまとめたいと思っている。

見た?皆さん、テレビでツイッター社の従業員の皆さんの戸惑いに満ちた、悲しみにあふれる表情。

レイオフ(一時解雇)なんて、やっぱり非人間的なことであり、洋の東西を問わずやっちゃいけないんだよ。

日本企業も、成果主義なんて、ジョブ方式どうのこうの、なんて日本では役に立たないって。

それより、今の年功序列を改善していいものにしていけばいいんだ、そして堂々と世界にそれをアピールする。そうすれば、世界中の優秀なそしておもろい人材が世界から集まって、来るよ。

ああ、またよけいなことを。

今日も最後まで読んでくれて、ありがとう。

じゃあ、また明日会おう。

                             野呂 一郎
                清和大学教授/新潟プロレスアドバイザー



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