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就活面接にみる日本企業の形式主義とジェンダー不平等(就活生は見ないで)

この記事を読んで大学生のあなたが得られるかもしれない利益:ジェンダー意識ゼロの日本企業。面接とは組織人チェックの儀式。組織人とは付和雷同できる人のこと。某大学「人的資源管理論」実況中継。

面接必勝法


今日は就活での「面接必勝法」のビデオを見てもらった。
 
これを見て違和感を感じないキミは、ちょっと危うい。
 
このビデオは入室してから、終わるまでどういう態度でいなくてはならないかを指南している。

https://qr.quel.jp/pv.php?b=3FNriox


まずはリクルートスーツ、男も女も無難で目立たない服装をしろと言っている。

まあ軍服だな。

同じ格好をさせることは、入社してからもおなじ行動をとれ、という暗黙の強制だ。
 
ノックして、内側からどうぞ、と声がかかるまではいってはいけない。

しばらく立ちんぼで、自己紹介し、座れの合図があるまで座ってはいけない。

犬か。(笑)
 
次のやるべき動作が、男女によって違うのが笑っちゃう。

女子は足をそろえて座り、軽く握りこぶしをつくって膝に置く。

男子は大股でどっかり座り、握りこぶしは強く握って、太ももの中央に置く、だって。
 
これってさ、男性中心社会の名残だよね。

女性は女性らしくあるべき、
男性は男性らしくあるべき、という。
 
いや、名残も何も、今なお健在なんだ、こういう思想は。
 
りゅうちぇるだったら、その場でボイコットするだろうな。(笑)

https://qr.quel.jp/pv.php?b=3UNLo6g


面接中は相手の目をまっすぐ見て、はっきり、大きな声で話せ、だって。
 
自閉症の人もいるだろうし、発達障害の人もいる。

そういう人は、そんなことができにくい。

でもそんなの関係ねえ、ってさ。

https://qr.quel.jp/pv.php?b=3VSgtXD


キミは、とにかく形式だけ重んじるという日本的組織人に、この時点でもう改造されつつあるのだ。
 
面接とは、合否ではなくて、日本の社会に一歩踏み出す君に
その教条的なルールを教え込もうとする洗脳儀式なのだ。

なぜ、日本はグローバルに取り残されているのか、このビデオはその答えを教えている。

ジェンダー平等などほど遠い現状


 気がついたかな。
 
ああ、もうこれでキミは、すっかりクリエイティブなど抜けてしまった。
 
そうなんだ、日本の組織にはダイバーシティ(diversity)などないし、
ジェンダー平等なんて思想はもっとない。
 
某商社に勤める友人が、こう教えてくれた。

「おいノロ、22で新卒の男女が入ってきたんだ、40になって給与がどうなったと思う。男は2000万、女は500万、だ。実に4倍。同じ大学卒で同じ学部出身で、だぞ」。

友人から聞いた実話です

その男とは僕の友人だ。
 
20年前の話だから、今は相当変わったと思われるが実話だ。
 
男尊女卑は、いまだにはびこっている。
 
80以上の日本のおじいさん政治家が、いろいろ物議をかもす発言をするけれど、しょうがないんだ。男性支配社会で育ったからだ。
 
まあアメリカで育ったを自負する僕でも、爺さんの部類だから、知らず知らずのうちに、日本人が身に着いちゃってるんだろうな。
 
少子化はそんな女性たちの復讐かも。

明日はオレ流「就活必勝法」を伝授することにしよう(笑)

今日も最後まで読んでくれて、ありがとう。
じゃあ、また明日会おう。

                             野呂 一郎
                清和大学教授/新潟プロレスアドバイザー

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