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大人は子供をほめろ、今すぐに。

この記事を読んで高校生のあなたが得られるかもしれない利益:ほめることが人間を伸ばすという、真理。ほめられたらその気になり、成功するよ。日本経済を活性化させるためには、なんのことはない、子供を褒めればいい。

40年ぶりの同期会

今日はサラリーマン時代の同期会に行ってきました。

昭和58年に入社した同期、つまり、その年に入社した仲間の集いです。
もう40年もたつんですね。

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同期会、日本人ならばその意味するところがたちどころにわかりますが、
外国にはおそらくこういうグループはありません。

日本は年功序列で、終身雇用だからこそ、入社年次というものが特別な意味を持ち、同期入社という絆で人間関係が結ばれるのです。それを改めて感じた次第です。

今日は同期で定年まで勤め上げたMさんのお祝いも兼ねての飲み会で、同期がみんなでお金を出し合い、定年記念の品もお贈りしました。

昨日の敵は今日の友

いろいろ収穫がありました。

例えば、40年前折り合いが悪くケンカばかりしていた男と
再会したのです。

男はすっかり丸くなり、紹興酒を僕のグラスに注いできます。

https://qr.quel.jp/pv.php?b=41wf23d

その瞬間、40年の確執が氷解した気がしました。

あの時喧嘩したのは、「若気の至り」だったのです。

まあ40年もたつのですから、お互い大人になっているわけで、
あのときは、若さゆえのいさかいだったのだな、とわかったのです。

40年の時をへて、ふたりはおとなになり、過去のいがみ合いは瞬時に消滅し、あろうことか仲良くなってしまったのです。

未熟なくせに、自分だけ正しいと思いこんでいたのです。まさに汗顔の至り、でした。
 
彼も同じこと感じたのか、その口から意外な言葉が出たんです。

俺の上司のSさんが、「お前のことをすごく面白いやつ」だと評価していたというのです。

幻の賛辞

えっ、そうなの?

正直な感想でした。

40年前一介のサラリーマンだった僕は、独自の主張こそあれ、仕事はお世辞にもできるとは言えませんでした。

でもその彼の上司は、僕を「とがってて、見どころのある奴」と評価していたというのです。
 
僕はそのSさんを尊敬していましたから、彼が褒めてくれていたということを聞いて、意外な思いに打たれたのです。
 
同時に、「そんな話、40年前に言ってくれよ」とも思いました。
 
当時は僕は自分のバカを棚に上げ世を恨み嘆き、「なぜみんな、オレのことがわからないんんだ!」などと、憤っておりました。
 
もしSさんからの褒め言葉、というフィードバックを40年前にもらっていれば、その後の人生大きく変わったかもしれないのに、そう思った次第です。

成功とはその気になること

結局人間ってなんのことはない、その気になることなんですよ。

その気になれば、つまり思い込めば、その勢いでガーッといけるんです、つまり、何らかを成就できる。それが成功というものなのです。

Sさん、なんでオレに直接言ってくれなかったんだよ、そのほめ言葉でやる気になって、オレはひとかどの人間になれたかもしれないのに。

40年越しの恨み節を今、僕は炸裂させています。

大人の皆さんに僕は言いたい。

「ほめてあげることがあるなら、直接、その子に言ってあげて。いますぐ!」、と。

若い時にほめてあげろ

僕の好きな歌にSomeday never comes(「いつか」なんてやってきやしないんだ)という、CCRというバンドの楽曲があります。

歌の一節にこんなのがあります。

You better light it fast, you better light it young ,someday never comes.
(早く火を灯せ、若ければ若いほどいい。なぜならば、「いつか」なんて絶対来ないからだ)

若い時にほめてあげないと、遅いんです。

もう僕もジイさんで、やっぱりいつかなんて来なかった。
 
ですから、大人の皆さん、子供をほめるならば、いま、ほめてあげてください。急いでほめてあげて下さい。

なぜならば、もう二度とほめてもらうことなんて、ないからサムデー・ネバーカムズ

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
じゃあ、また明日お目にかかりましょう。

野呂 一郎
清和大学教授/新潟プロレスアドバイザー
 
 

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