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ブスなんてこの世に存在しないのに。整形ビフォー・アフター番組の醜悪さ。

この記事を読んであなたが得られるかも知れない利益:ブスなんてこの世にいないという真実の理解。テレビやマスコミが勝手に”美”を決めて、それに従って苦しんでいる民衆のアホさ加減。woke(社会的不公正に敏感なこと)という世界潮流と逆行するテレビ界の後進性。

ブスなんていない

先日テレビで、例の整形ビフォーアフターをやっていました。韓国のテレビ番組をそのまま放送したものでしたが、またこういう番組をやっている日本のテレビの低俗さにぞっとしました。

それ、差別だっていうのがわからないのかな。

そもそも美醜なんて言うこと自体が、絶対的な概念でない、あくまで主観的なものに過ぎないわけでしょう。それを、ビジョン、ブスと決めつける。ミス何とかという、美人コンテストを性懲りもなくまだやっている。

その番組の韓国女性は見た目が醜いために、夫にいじめられるます。洋服店や靴屋に行くと、老人向けのものを差し出される、職場でいじめられる。そして整形を決意、最後じゃじゃじゃーんと別人の顔になって登場して拍手喝采です。

僕は彼女の最初の絵、整形前を見てむしろ「好みだな」と思いましたね。

美醜なんてないんです。

あるのは、時代の美的価値観というのは否定しませんがね。

平安時代は、今でいう下ぶくれが美人の条件だったと聞いたことがありますし、今でも南の島の一部は、ふくよかなことをもって美人とする、ようです。小顔?キレイだと思わないけどなあ。

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「キミきれいだね」は外国では差別だ

整形はやりたい人がやればいいけれども、美醜をテレビという公器が定義し、それを人々が信じ広まり、その美醜の価値が社会に定着し、その基準で美しくないものは、差別され、傷つけられる。バカみたい。

芸人の外見的なな特徴を揶揄することも、美人アスリートとかいう言葉を使うのも、同じ罪です。自分の体型や容貌をネタに笑いを取る芸人も、自らを蔑んでいるだけです。

欧米先進国は、外見を形容することをすでにしていないし、美人コンテストも基本やらないのに、日本はまだ後進国、というよりも、差別先進国というべきでしょう。

ブスなんて存在しないし、美人なんていないんです。
あるのは、各人の好みだけ。

ああ今日もステレオタイプの美人ばかり、テレビに出てくるのかな。だから、みんな見ないんだね。

女性が内面に向く可能性を奪っているインスタやビフォー・アフター

マスコミがありもしない”モテるビューティこそ命”みたいな虚像をまき散らすから、YouTubeを見ても”カワイイ”や化粧のテクばかり、中身を磨こうっていう方向が一切ない。だから僕はインスタはオワコンって言っているんですよ。程度が低いし、世界の流れ=wokeじゃないから。


インスタはしょせん私キレイでしょ、を競っているわけでしょ。

ペットの写真ならば罪はないけれどね。インスタは外見差別を助長しているだけに過ぎません。

ミスコンとか美人アスリートとかを認めるならば、女性は男性から見られる愛玩物と自らを貶めていることになります。

男が好む”キレイ”だと、なにか得をするという、社会のメカニズムがあるからいけない。

あざとい、も男に媚びているだけ

”あざとさ”っていうのも、しょせん男が作った”きれい””可愛い””美人”に乗っかって、そんな実体のないものを武器にして駆け引きしようっていうケチな根性で、女性の価値を貶めているだけに思えるんだけれどな。

ありゃりゃ、今日はグローバル・リーダーでもなんでもないな。

いやでも一言それを加えれば、wokeじゃないことは間違いない。女性自身が外見差別に加担することはやめるべきじゃないかな。

何度も言うけれど、そもそも、ブスだ、美人だなんて概念は存在しないんですよ。美人、もてる女、なんてテレビやマスコミが勝手に作った”売れる偶像”でしかない。

整形しないほうが、ずっとキレイ、それが真実だとしたら、あなたは逆をやろうとしているのかも知れません。

今日も最後まで読んでくれて、ありがとうございました。

また明日会いましょう。

                           野呂 一郎

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