トランプもう一つの隠れた善行。TikTok 追放(でも未遂)
この記事を読んで高校生のキミが得られるかもしれない利益:TikTokの正体。トランプ前大統領の隠れた功績とは。アメリカも日本も、今そこにある危機はTikTokじゃないの。
トランプがやりそこねた国家的事業
昨日トランプのことを北朝鮮と対話したことは偉かった、とほめたんだけれど、もう一つほめることを忘れていたよ。
それは、2020年に大統領令(executive order)で、TikTok (ティックトック)を禁止にするか、アメリカの会社に売り払えという命令を出したことだ。
そうさ、きょうはキミたち高校生が反発するテーマで迫るぜ。
しかし、びっくりしちゃうよなあ、あるアメリカの大学教授が学生たちにこう質問したんだって。
「キミたちは情報をどこで一番とってるの?」
そしたら全員が「TikToK」って答えたんだってさ。
僕もまったく同じ経験をした。
日本の学生も、みんなTikToKやってんだよな、ツイッターじゃなく、インスタでもない。ましてやフェイスブックではない。
TikTokの正体に気がつかない若者たち
だけどさ、あきれちゃうよな、アメリカの学生もキミたちも。
なぜか。だってTikToKって、中国の会社が所有してんだぜ。
わかる?その意味が。
中国政府は情報をコントロール、統制するんだよ。中国共産党ってそういう組織なんだから。
ちょっと前にアリババのジャック・マー会長がつるし上げられたの覚えているかな。
あれは明確なメッセージだった。
「中国政府の意向に逆らえば、お前も会社も命がない」って脅しなんだ。
しかし、その後、トランプが大統領選に負けて、バイデン政権になって、TikToKの売却問題がうやむやになってしまったんだ。
それからはやりたい放題さ。
キミたちは、TikTokに動画や写真やテキストを上げ、友達のアカウントを見ながら、知らず知らずのうちに、TikTokに情報を提供して、同時に洗脳されているのをわかってない。
マスクの深謀遠慮
こんな大胆な仮説を聞いたことがある。
それはイーロン・マスクがツイッターを買収しようとしたのは、TikTokに対抗するため、というものだ。
そもそも、最初言われていたのは、「ツイッターのトランプ・バン(アカウント停止処分)を復活させるため」だったよね。
マスクの言う「言論の自由」を守るなんてことじゃなくて、トランプ復活をツイッターで復活のお膳立ちしようということ。
それに少し尾ひれをつけると、「TikTokは反トランプだから、オレはツイッターでトランプを助ける」となる。
あながち外れてはないかな、と。
次の大統領選が危ない
アメリカ陸海軍が隊員にTikToKを禁止にしたのは、国家機密がダダ洩れになってしまうのを防ぐためだ。
怖いのはさ、今度また大統領選があるよね、TikToKと仲のいい候補がいたらどうなる。
TikToKは朝から晩まで、その候補に都合のいい情報を満載した動画を流すだろう。
そしてアメリカはついに中国の思い通りになってしまう。
いや、もうこのシナリオは現実なんだ。
なんでバイデンはこのことがわからないんだろう。
日本もアメリカのこと笑えないだろ。
キミはそれでもTikToKやり続けんのか?
ああ、今日はまじめな話をしてしまった。
今日も最後まで読んでくれて、ありがとう。
じゃあ、また明日会おう。
野呂 一郎
清和大学教授/新潟プロレスアドバイザー
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