高校生よ、キミも明日からコンサルやらないか。
この記事を読んで高校生のキミが得られるかもしれない利益:明日からその気になれば、キミもコンサルタントを起業できるよという話。高校生だけが持つ感性という武器に気づけ。綿矢りさの教訓。大人はもっと高校生を利用しろ。
キミも明日からコンサルになれる
さて、今日は最強コンサルになる方法を教える予定で、もうすでに記事も書いたんだけれど、急遽変更だ。
なぜならば読者の皆様がいろいろフィードバックを下さり、それで僕もこれもあれも言っとかなきゃということに気づいたんだ。
昨日は、コンサルやるならば現場で3年間修行をしろ、と言った。
撤回するよ。
えーっ、そんないい加減な。
いや、これもあれも、相反するもの同士でも、両方正しいということがあるんだ。
どういうことかというと、
という、反面の事実がある、ということなんだ。
綿矢りさの教え
もう彼女も40代になっちゃったかな。綿矢りさ、さん。
10代で芥川賞を受賞した作家だ。
ちょっと前に、彼女の受賞作「蹴りたい背中」って読んだことがあるんだよ。
でも、ぜんっぜん、わからなかった。
感想?
なんもないんだよ。
わからないんだもの。
でも受賞理由は満場一致で「感性が優れている」ということだったのは覚えている。
どういうことか。
若者はその年代しか持ってない感性があり、それはプライスレス(priceless 価格がつかないほど価値がある)という事実だ。
ジジイの僕が、「綿矢りさ」をわからなかったのも、無理ないんだ。
ビジネスの文脈で同じ事象がある。
それはたとえば、商店街が地元の高校生や大学生に町おこしの新製品を作ってもらうプロジェクトだ。
なぜ、マーケティングのプロに頼まないのか。
新鮮さと奇抜さ、そして時代が求める何かが生まれないからだ。
この場合も「若者の感性」という目に見えない、プライスレスなパワーが、芥川賞、いや、とんでもない経済効果を生み出している。
高校生よ、3年の修業なんて要らない
”感性年齢”は13歳から17歳までかもしれない。
大人に毒される、変に世の中ずれしちゃう18歳になると、とたんにその魔法はなくなっちゃうかもしれない。
いわば期間限定の魔力。
これを売らない手はないだろう、高校生よ。
だから、昨日言ったことは取り消すって。
社会に出て石の上にも三年我慢しないと、コンサルになれないなんて
ウソだって!
変に大人になったら、キミの感性は堕落する一方だからだ。
世の中を知らない、無垢なキミだから、大人が、世の中が喜ぶアイディアや発想が生み出せるんだ。
綿矢りさだって、大学生になってたら、あの傑作は書けなかったんじゃないか。
だから、キミは期間限定で、企業に、どっかの社長相手に堂々、コンサルの旗を掲げよ。
こんな感じかな。
このコンサルの話題、けっこう読者の皆様が反応してくださって、ぼくもいろいろな考えが出てきた。
明日もまたこの話題で行くよ。
じゃあ、明日ね。
野呂 一郎
清和大学教授/新潟プロレスアドバイザー
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