22才、普通の人として生きれませんでした。
ビニール袋に嘔吐を繰り返す日々に嫌気が差す。
この2、3ヶ月だけで過去の22年よりも多くを吐いた。
ある時はコーヒーを、またある時は酒を、水を、薬を、食事を。
眼前の吐瀉物を見て、前日の食事を思い出すような日々だけがある。
何をするにも手につかず、だからと飲めばやがて吐く。
普通の人間を生きたかった。
健康で、健常で、友人がいて、居場所があって、親友がいて、恋人がいるような。
バイトをして苦労し稼いだ給料で衣服を買ってお洒落してデートに行くような。
そういう、街中で飽きるほ