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Pixivの惨状

最近、あまり使っていなかったPixiv。
久しぶりにログインしてみたら、まーえらいことになっています。

もともとはクリスタでイラストを描く参考にする予定でアカウントを
10年位前につくりました。
エロ絵が目的です。

ところが・・・クリスタを使ってイラストを描いたころから
AIが出現。

現在は AI, それもNovel AIで作った作品ばかりになっています。
誰の作品とは言わないですけど、ほとんど個性というものが
感じられない図柄で、急速に興味を失ってしまいました。

Pixivのページって、フォローしている絵師(クリエイター)の
作品が並ぶように設定されているのですが、
それを埋め尽くす勢いでAI作品が並び、
なんだか訳のわからない状態に。

あれ、なんでですかね。
あそこまで二次絵が似てしまうのってAIの弱点ですよね。
実写系のモデルも同じ傾向。
基本にアナログ的手法(手で描く)と、あんなに均質化しない。

noteでも紹介されているStable Diffusionの写真集も
DMM(FANZA)でやたらと増えまくり、
いよいよ "AI"で括り分けされています。

Stable Diffusionでいろいろ出力していますが、
趣向・性癖によればよるほど同じ傾向が出現し、
大量に出してみると
「どれみてもおんなじや」になるというのは
実際に使ってみてわかったことです。

アナログ的手法でエロネタが生産されていたころ(ビデオあたりまで)は
その生産技術に多大なる労力を要していました。
雑誌の切り抜きに興奮できていた時代は幸せだったのです。

そう考えると何気にアダルト動画ってよくできたメディアです。
均一的にしつつ(内容はすべて同じ)
個性を盛り込み(女優さんは多彩)
比較的安価に入手できる(レンタルビデオの時代から)
コレクションもできる(ダビングして集める、今はHDDの中身)

Neil Young の Powderfinger という曲に

「数は多すぎると無いのと同じこと
numbers add up to nothing」という一節があるのです。

(この人を一度だけライブ、実物で見たことがあります。
 その話はいずれ)

この曲を最初に聞いたのは何十年も前ですが、
ずーっとこのフレーズが頭に残っています。

AIで作ったエロはほとんどこの状態になってきている気がします。
希少価値というか、ありふれたものになって、
いずれは廃れていくのでしょう。

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