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約束の地  ロバート・B・パーカー  菊池光(訳)


約束の地

生き方を学ぶのだ。
モノの考え方も。
独特とは思わない。
多くの人がそういうかもしれないが、しかし、
至極まっとうのように自分には思えるのだ。
ジェンダーの問題ではない。
1970年代はとくに、リブだとかマチズモとかいう「言葉」が流行したせいだろうか。
騎士道であるとか侍魂であるとか、男らしいのそうでないのと評価・判断しがちだが、性差の問題ではなく、あくまで人間の生き方として背筋が伸びる思いがするのだ。

孤独を怖がらないこと。
失敗を恐れないこと。
ユーモアの精神を忘れないこと。

料理を楽しむこと。
酒を愛すること。
食べることに喜びを感じること。

愛する者を大事にすること。
正義とは何かと考えること。
自分に正直であること。

工夫をすること。
損得で動かないこと。
音楽に耳を傾けること。
そして心でそれを聴くこと。

パーカーを読み直している。
スペンサーシリーズ。
自分の人生にとって、かけがえのない読書体験である。
掛け値なしに。


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