見出し画像

【活動報告】生徒の自宅学習をオンライン自習室でサポートします 通信制高校 山口県周南市


これから、私がお話しするのは、これならサービスを開始するオンライン自習室についてです。このサービスは、私が運営する通信制高校の生徒に向けて提供します。

これまでの通信制高校では、スクーリング会場で、こんな風景がおなじみでした。

黒板の前に先生が座り、生徒は席について、レポートをする。解けない問題があったら、挙手をして、先生に質問する。先生は、個別に生徒に答える。

こんな風景を、オンライン自習室では、会議アプリを使って作り出します。生徒は、自宅にいながら、スマホやPCを使って、オンライン上の自習室に入室します。そして、私やほかの生徒がいる中、レポートに取り組みます。

「自宅で一人では勉強する気にならない」と悩む生徒が、オンライン自習室を使うことで、できるようになります。

ここで、私がお伝えしたいポイントは1つです。このオンライン自習室は、通信制高校の補助的役割だということです。自動車で例えるなら、4つのタイヤのうちの1つです。自動車にとって、タイヤは大切ですが、1つでは走れませんよね。

なぜ補助的役割なのか?それは、今まで私の通信制高校では、やる気を引き出す仕組みとして、生徒に物理的な居場所を提供していたからです。

それは何かというと、フリースクールです。このフリースクールが、生徒にとって、物理的な居場所となり、やる気を引き出していたのです。だから、自動車で例えるなら、フリースクールは、タイヤ4本のうち3本を占めています。

現に、フリースクールがあることによって、生徒は全員、課題のレポートを提出することができました。その結果、進級できました。レポートを全員が提出できた理由は、フリースクールで、仲間と気晴らしができるからです。

例えば、朝10:00にフリースクールに集合します。そして、「レポートが終わったら、みんなで足湯に行こう」と、決めてからレポートに取り掛かります。

生徒は、足湯に行きたいので、レポートを集中して終わらせます。こうすると、レポートも終わるし、足湯にも行けるので、生徒はやる気になります。

だから、フリースクールの役割は、「タイヤ3本分」なのです。

では、オンライン上の自習室に集まったら、生徒にとっての居場所と言えるのか?その点が、私にとって未知数です。すでにお互い知っている生徒同士なので、オンライン上での気まずさはないと思います。しかし、物理的には家にいるので、生徒の自制心に頼ることになります。

例えば、あらかじめ、「●月●日の10:30に、オンライン自習室に集合」と生徒に知らせていたとします。その後、●月●日の10:30になって、私が生徒にコールします。

しかし、丁度その時、生徒が自宅でゲームをしていたら?コールに応じない、ということが考えられます。なぜなら、目の前のゲームの方が面白くて、オンライン自習室に参加するのが面倒くさくなったからです。

物理的にフリースクールに来ていれば、このようなことは防げます。生徒の自制心を当てにしてしまう点が、オンライン自習室の弱点なのです。

だから、オンライン自習室は今のところ、「タイヤ1本分」として、今は開始します。弱点を乗り越えるべく、これから試行錯誤していくことになります。


◆フリースクールまなポート

https://manaportschool.wixsite.com/manaport





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?