見出し画像

これって知的障害者への不適切な支援?

私が勤務している法人には、喫茶室のある施設があります。そこで知的障害のある利用者の方にウェイター業務をしてもらっています。

ほぼ、毎日コーヒーの注文をする事務職員がいて、その際に「今日の注文の値段は、いくらですか?300万円?」というような会話から始まり、50円だけ渡して、「今日の代金はこれだけ?」というような会話を利用者の方と「楽しんで」います。

ところが、ある職員から「こども扱いではないか?」という指摘がありました。

私も「こども扱い」と感じており、少し不快感を覚えていたのですが、居酒屋とかで、近所のおじさんが若いバイトの人に親しみを込めて、このような冗談をいうのを聞くことがあります。居酒屋でのこのような場面を見て、不愉快になることはありません。

つまり、自分自身が「障害者だから」このような言葉遣いについて不愉快になっているのかもしれません。
そうだとしたら、自分自身が差別的な意識が強いのかと思います。

また、自分の職場(テリトリー)の中だから、不愉快なのかもしれません。もし、自分が居酒屋の経営者なら、従業員がお客さんに親しみを込めての発言だとしても、やっぱり不愉快に感じているように思います。

ただ、はっきり言うと、どんな状態であろうと「自分自身は」このような声掛けはどんな人にもしたくないということでしょうか。

支援の振り返りは、自己覚知がすすみ、サービスの在り方について考える機会になるかと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?