追悼Jeff Beck Jeff Beck Group(1967~1972年)
こんにちは。
今朝、出かける準備をしていたらスマホに届いた一本の記事。
そうです、ジェフ・ベック死去のニュースでした。
このショックはエドワード・ヴァン・ヘイレン死去のニュースと同じくらいの衝撃でした。
最近はあまりジェフの音楽聴いていなかったなぁ、と思いつつ、やはり帰宅後は持っているCDやサブスクでジェフを聴きまくりました。
彼からはもう新しい音楽は生まれないんですね。
孤高のギタリスト、ジェフ・ベック。
今回はジェフ追悼の記事にしてみたいと思います。
ソロになってからではなく、ジェフ・ベック・グループ(以下JBG)の前期と後期のそれぞれの代表作をとりあげようという企画にしました。
前期(1967年~1969年)
まず、JBGは、1969年を境に前期と後期に別れます。1969年に何があったのかというと、ジェフが交通事故を起こして三か月入院したそうです。両腕が無事だったのは本当に良かったですよね。
まぁその話は置いといて、前期の代表作として取り上げたのは『Beck-Ola』(1969年)です。
このアルバムはR&B色が強く、ブルースロックが好きな方にはおススメです。
このアルバムのメンバーが、またかなり良い。ロッド・スチュワート(vo)、ロン・ウッド(B)、ニッキー・ホプキンス(key,pf)。ドラムは知らん人ですけど、このアルバムではそれなりに良いプレイをしています。
収録曲は前作(『Truth』)と違ってオリジナルが大半を占め、カヴァーは「All Shook Up」「Jailhouse Rock」の2曲のみとなっています。この2曲、どちらもプレスリーの曲ですね。本家本元には適わないにしても、ロッドのヴォーカルですから、悪かろうはずがありません。
このアルバム、全体にわたってジェフとロッドの絡みが随所で聴かれるので、スリリングで聴き応えがあります。
後期(1970年~1972年)
後期で取り上げたのは、『Rough and Ready』(1971年)です。
このアルバムでは、2人の黒人ミュージシャンを加えており、ブラック・ミュージック、ソウルからの影響が濃く見れます。特にそれが感じられるのは、私はアルバム2曲目の「Situation」にそれを感じます。ダニー・ハサウェイあたりが歌ってもピタリとはまるようなメロディーに、全体の雰囲気、そしてギターソロやキーボードソロ。
余談ですがこの曲、Charがコピーしていますね。『TRADROCK “JEFF”』というアルバムがあります。また、この曲を演奏している動画がYouTubeで見られます。とてもカッコいいですから、見て損はないです。
そしてこのアルバム、インスト部分が多く、のちのジェフのソロ活動に至る萌芽ではないかと思います。
それと、このアルバムからドラムがコージー・パウエルになっていますので、そのあたりも聴きどころかなと。
以上、簡単ではありましたが、終了です。
心からご冥福をお祈りいたします。
今回も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
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