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グローバル経営の極北 @note

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2018年9月の記事一覧

「怒り」をうまく使って仕事を成功させる秘訣

「怒り」は、普通ネガティブなものと思われている。けれど、それをうまく「使いこなす」ことで、仕事を成功に導いてくれる場合がある。 「怒り」が自分を変えてくれた例えば、こんなことがあった。 私が担当事業の翌年度の事業計画作成に関わっていたときのこと。ある経営数値を巡って、アメリカ人のCOOと現場のリーダー達は激しく対立していた。 計画作りの担当だった私は両者の板挟み。アグレッシブな数値を求めるCOOと、現実的な数値を求める現場リーダーの両方から「詰められる」毎日だった。

リストラされる寸前だったときのこと

少し個人的な話を。 ここで書いたように、2008年の夏ごろの私は、コンサルの仕事でまったく成果が出せずに、長年の持病にも悩まされ、完全に八方塞がりの状況。しかも業績の不振から、会社ではリストラのプログラムが動き始めていました。 そして「使えないコンサル」だった私は、案の定その対象の一人となり、異動先が見つからなければそのまま退職せざるを得ない状況に。 でも、ここまで追い込まれて「負けず嫌い」の火がつきました。自分を売り込むプレゼン資料を徹底的に磨き込んで、社内の知り合い

サラリーマンだからこそ「正気でいられる」件について

サラリーマンのメリット最近のネットは「個人の時代」というのが流行りで、起業やフリーランスなど「個人として」活躍することが称揚されがち。 この流れ自体は私も大賛成で、既存の組織を離れて自分がやりたいことで起業したいと思う人、フリーでやりたいと思う人が増えることが日本の活力に繋がると信じている。 ただ、個人的には、自分はサラリーマンをやっているおかげで「正気を保てている」なとよく思う。私の場合は、仮に独立とかしたらすぐ引きこもるのは間違いないなと。 というのも、組織の中で、

冷笑的な人はなぜ組織を「壊す」のか?

ネットでの情報発信を挫けさせるものこのインタビューでも話したけれど、ツイッターやブログで自分がまさに「毎日やっている仕事」での気づきや考察を書くのは本当におすすめ。書いてみてはじめて自分が何を考えてたり、知っているのか分かるし、そこに読んでくれた人からフィードバックもらえると、さらに嬉しいし記憶にも残る。それは、自分だけの「知のデータベース」と言えるものなっていく。 どんな仕事や職種にも必ず奥深く面白い要素があるし、それを人に届くようにちょっと工夫して言語化することで、自分

上司とは「利用する」ものである

「上司と合わない」もしくは「上司から何かを学びたい」という人はすごく多いけれど、それよりは社内、社外問わず自分が「この人は凄い」と思う人を真似たり、鍛えてもらう方が良いかなと。つまり「師匠」を持つこと。かたや、上司は選べないんで、そこで悶々としてても不毛な結果になりがち。 というのも、上司って部下に対して、適切な業務をアサインすること、本当に困った時助けること、成果をきちんと評価すること、くらいしかできない気がしていて、メンタリング/コーチングといった、本来は心理学やカウン