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木のちりとり

以前参加させてもらった某建築グループのセミナー。
そこで提唱されていたのが「都市の木質化」。
様々な企業や団体、大学や個人の取り組みの成果で、近年建築基準法が徐々に改正され、日本でも大規模木造の建築物が作ることが可能となっている。
都市の建築物が、画一的なコンクリートや鉄骨だけでなく、木質系の建材を使って建てられるようになることは、景観上も環境面でもとても喜ばしい。

それにあやかって、僕が提唱したいのが「日用品の木質化」。
身近な日用品を、プラスチックではなく木質系の自然素材で手作りする取り組み。
と言っても、どこかの企業や団体が協力してくれているというわけではなく、ごく個人的にやっているだけ。
あわよくばこの考え方が徐々に広まって、現在世界中にゴミとして溢れかえっているプラスチックの製品が、木や竹や紙や藁などの自然素材・天然素材に徐々に代わっていけば嬉しいという、ただそれだけのこと。

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その手始めに作ったのが、木のちりとり。
色々な樹種を試したが、身近にある杉が一番扱いやすく作りやすかった。

以前はネット販売もしていたが、今は個人的に作り使っているのみ。
欲しい方がいれば作っても良いが、発送などに手間もかかるし、むしろ器用な人は自分で作って欲しい。

こういったものを珍しがって使う人が増えてくれば、今よりももう少しゴミの少ない綺麗な世の中になるのかもしれない。


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