『3秒』で決めた『10度目のサヨナラ』 「試合時間3秒だったんですけど」 ヒーローインタビューでユーモアを交えながら、照れくさそうに話していたのは、今季初のサヨナラタイムリーを放った亀井善行だ。相手投手の代わりっぱな、初球のストレートをきっちりセンター前に弾き返した、亀井らしい見事な一打だった。 「亀井慎之助で行ってもらうよ!」 昨年惜しまれながら現役を引退した阿部慎之助二軍監督にかけて期待を寄せた原監督の起用に見事に応えてみせた。 足の状態が本調子ではなく、8/1
巨人5年ぶりのリーグ優勝は、この男抜きでは決して語ることはできない。 巨人一筋15年目のベテラン・亀井善行である。 今シーズンは開幕から1軍入りすると、序盤戦は主に5番打者、時には代打の切り札としてベンチで備えるなどチームを支えていた。シーズン中盤に差し掛かる5月下旬からは、吉川尚輝が腰痛で長期離脱して以降、なかなか固定できずにいた1番打者を務めることになった。 今シーズン初めて1番で起用された5月26日の広島戦では2安打1四球を記録し、その役割を十分に果たし勝利に貢献