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人がコードを書く時代は終了!?ChatGPTがITエンジニアに与える変化

こんにちは!ノリです。
普段はゲームブログを運営しながら、介護士をしております。

寝ても覚めてもChatGPTのことで頭がいっぱいです。
いや、いっぱいではないですけど、非常にワクワクしています。

ChatGPTが起こす変化は、あらゆる業界に及ぶとされています。
言葉で入力して、言葉で出力されるため、従来のAIでは必須だったプログラミングの知識がなくても使いこなせるようになっています。

それはつまり、プログラミング言語を使いコードを書くITエンジニアにとって劇的な変化ではないでしょうか。
ペリー来航!!みたいな感じです。
具体的に、どのようにプログラミング業界(言葉合ってるのかな)が変化していくのか見てみましょう。

ChatGPTがITエンジニアに与える変化

現在人気のある職種として評判の高いITエンジニアですが、ChatGPTによって大きな変化が訪れています。
現代における「手に職をつける」の代表のような存在のITエンジニアは、今後一体どう変わっていくのでしょうか。
仕事が失われるということがあるのでしょうか。

私は、ITエンジニアは2つの方向性から職を失う可能性があると思っています。1つは「ChatGPTによってプログラミングの仕事が減る」ということです。ChatGPTプログラミングがあれば、プログラミングのサポートとして使ったり、それまでプログラマーに仕事を発注していた人たちが自分たちでプログラミングすることができるようになります。

ChatGPTはITエンジニアの仕事を大幅に効率化することができるようになるということです。
そうなると、ITエンジニアは必然的に数多くいる必要がなくなります。
現在の日本でも金融業界を中心にITエンジニアの不足が続いていますが、その解決に一役買うかもしれません。
一方で、効率かされたITエンジニアによって必要人員が少なく済むのであれば、一部のITエンジニアは仕事を失うことになります。

もう一つの方向性は、ChatGPTを使いこなすことができる1ITエンジニアとそうでない人で二極化するということです。
パソコンを全く使うことができない事務の仕事が存在しないように、ChatGPTを使うことができないITエンジニアも存在しなくなると思います。
プログラミングにおける様々な工程をサポートできるChatGPTを使うことのできる人材か、そうでない人材では成果が明らかに変わってきます。
会社として採用したいのは当然ChatGPTを使いこなして仕事ができるITエンジニアとなるため、ChatGPTを使うことができない、日本語での入力が苦手な方にとっては厳しい状況になりそうです。

それまでITエンジニアというと、もちろん上流の方へなるにつれて設計や発注者とのコミュニケーション、マネジメントなどの要素が必要になりますが、ITエンジニア経験の少ない人は画面と向き合って自分のプログラミング能力のみで完結することが多いです。
仕事が失われるのは、そのような下流で最前線に近い人たちなのです。

ITエンジニアとして必要なスキルの入り口を持っていれば良かった今までとは違い、将来的に設計やマネジメントができるかどうかが非常に重要なポイントになると思います。
これは、従来型の職人気質のITエンジニアにとってはつらい時代だという見方もできます。
今まで基本的には黙々と画面を見て調べてコードを書いて、一定の成果をおさめればよかったのが、その黙々とやる仕事はChatGPTができるようになるということですから。
結局コミュニケーション強者が世の中を回していくということになってしまうのでしょうか。

プロンプトエンジニアとは何者か

ChatGPTによって仕事を失う人がいれば、新しく仕事を得る人がいます。
新しい仕事はこれまでにないモノを生み出す可能性があります。
その名も「プロンプトエンジニア」です。
プロンプトとは、ChatGPTなどのAIにする命令のことを言います。
AIイラストの世界では「呪文」と呼ばれることもあります。
日本語や英語でプロンプトを書き、AIに望ましい結果を出力させるのがプロンプトエンジニアの仕事になります。

いかにChatGPTがプログラミング不要で色々なものを生み出せるとしても、入力する文章がてきとーであれば、てきとーな結果しか返ってきません。
そのため、ChatGPTの特性を理解して、適切なプロンプトを入力するというスキルはこれからしばらくの間非常に重要度が高いスキルとして注目されることと思います。

また、ChatGPTを使用したシステム開発や、コンサルティングなどもプロンプトエンジニアの仕事に含まれています。
これは通常のITエンジニアが上流で行うような工程を、ひとりで済ませてしまうという話です。

そんなプロンプトエンジニアの年収はなんと日本円で3000万円を軽く超えます。
理由は、優秀なプロンプトエンジニアが一人いれば、具体的なシステム開発をChatGPTに任せたり、通常のITエンジニアの何倍もの成果を出すことができるからです。
さらに言えば、ChatGPTをビジネスに応用できる範囲は非常に広いため、稼ぐチャンスが無限にあります。
年収3000万払ったとしても、一発当てることができればすぐに回収することができると見込まれているからこそ、この価格なのではないでしょうか。
実際ChatGPTを開発したOpenAiの求人では、ChatGPTをよりよくするITエンジニアに5000万円近くの年収が提示されています。もう国内トップアスリートの年俸みたいになっていますね。

参考サイトはこちらです。英語になっていますが、翻訳ツールを使えば日本語でもスムーズに読むことができます。
それこそChatGPTに翻訳して要約してと頼むこともできてしまします。すごすぎますね!

そんなプロンプトエンジニアに求められるスキルは、大きく分けて2つあります。それが、「文章力」と「コミュニケーションスキル」です。
まるで文系の仕事になってしまったかのようなスキルが必要とされるため、非常に特殊な職業なのです。

まず文章力に関して言えば、プロンプトはプログラムではなく私たちが日常で使う日本語や英語になっているので、適切な文章でプロンプトを組み立てる力が必要不可欠になります。
文章力が無ければChatGPTに適切な回答をさせることができません。
「ChatGPTは大したことない、人間に劣っている」と思う方も多いかもしれませんが、そういった問いはもう時代遅れになってきています。
「ChatGPTの性能を引き出せないその人こそ能力的にどうなんだ」という時代に入っているのです。こわいですね!
そのため文章力を磨いて、誤解のないよう正確なプロンプトを書く能力が求められています。

もう一つ「コミュニケーション能力」は、今まで黙々とプログラミングをしていた人にとっては苦痛かもしれませんが、ChatGPTとは文字通り「会話」をしなければいけません。
ChatGPTは人間のように繊細な意図を汲み取ったり、こちらが指定しない限り与えられrた命令に対して聞き返したりしないため、わかりやすく説明をする必要があります。
そうなるとプロンプトを書く文章力というよりは、もはや「ChatGPTという能力的には優秀だけど言われたことしかやらない部下を上手に育てる力」の方が大事になってきます。
そのため、ChatGPTに適切なプロンプトを書く文章力に加えて、やりたいことを伝わるように言葉にしていくコミュニケーション能力も同じように重要になるのです。
コミュニケーション能力はもちろんChatGPTを使ったシステム開発でも必要になりますし、仕事を依頼する人とコミュニケーションを取らなければ満足のいくモノは完成しません。
特にコンサルティング的な仕事をするITエンジニアはコミュニケーション能力がいかに重要かよく理解していると思います。
そういった意味でも、コンサルタントや社長に求められるようなコミュニケーション能力がプロンプトエンジニアにも必要になると言えそうです。

まとめ

ChatGPTによってITエンジニアのあり方は大きく変わります。ITエンジニアの仕事がChatGPTによって失われる可能性がある一方で、ChatGPTを使いこなすことができるプロンプトエンジニアという新たな職種が登場することが予測されます。

プロンプトエンジニアには、文章力とコミュニケーションスキルが求められることがわかりました。
ITエンジニアに求められるスキルが変化していく中で、プロンプトエンジニアのような新しい職種が生まれる可能性があります。

ChatGPTによる自動化が進む中で、ITエンジニアは自らのスキルアップに取り組むことが求められるでしょう。
ITエンジニアはコミュニケーションスキルや経営力など、プログラミング以外のスキルを身につけることが必要不可欠です。
ChatGPTがもたらすIT業界の変革を受け、ITエンジニアのスキルセットにも変化が生じる可能性が高いことを知っていただけたら幸いです。

ここまでお読みいただきありがとうございます!
その他の業界についても考察しているので、ぜひご覧ください。


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