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盆踊りで思うこと

 もう9月も半ば。盆踊りを探すのが難しくなってきた。
元々盆踊りは好きで子供と一緒に参加している。今年はコロナも落ち着き、あちこちで開催されていたため、オドラーになるべく子供と一緒に地元以外にも行ってみた。
今年、複数の盆踊り大会に参加してみて思ったことをまとめていきたい。


1 盆踊りは楽しい

参加して思うこと、やはり盆踊りは楽しい!
老若男女が参加し、みんなで同じ方を向いて、みんなで一緒に踊る。それだけなのにいつの間にか会場全体に一体感が生まれている。
曲も振りも知らずに輪に入り、お手本となる方を探して、真似て。なんとなくでも踊れたときの達成感。周りを気にせず踊れる開放感。地元の方やオドラーの方が踊りを教えてくれることもある。とても優しい世界。それに参加できていることがとても嬉しい。

2 意外とHARD!

盆踊りと聞くとゆっくりな動きを想像するが、流行りの歌や昭和歌謡なども盆踊りとして流れるため意外と良い運動になる。いや、思ってる以上にHARDだ。Adoさんの『うっせーわ』やYOASOBIさんの『アイドル』、DAPUMPさんの『U.S.A』なんかは、走るし、跳ぶし、振りも速い。しかもラスト近くに流れることが多い。浴衣姿の草履や下駄で涼しい顔して踊る方々がカッコよすぎる。
数時間踊り続けた後は汗びっしょりで、歩数計も1万歩を超えている。

3 地域性が見える

今年、複数の盆踊りに参加してわかったこと。盆踊り大会は地域性がよく出る。新興住宅地やオフィス街、下町など開催場所で参加者が大きく違う。民度の違いもよくわかる。
ある開催場所では、盆踊りをしている中を子供が追いかけっこしていた。注意のアナウンスも聞かない。その会場は、甚平や浴衣を着ている子供があまりおらず、子供の数は他の会場より多いのに、盆踊りの輪に入り、一緒に踊る子供はあまりいなかった。
別の会場は、仕事帰りの会社員が大勢参加していた。盆踊りは浴衣でと思っていたが、スーツで涼やかに踊る姿はかっこよかった。
主要駅に近い会場では外国人旅行客の参加も多く、動画撮影する姿をよく見かけた。一緒に踊る方も多く、祭りを楽しんでくれている姿が嬉しかった。

4 高齢こそかっこいい

盆踊りでは、80歳や90歳に近い方が踊っている姿をよく見かける。盆踊りは健康に良いのだなと思うと共に、スッとした立ち姿や、最近の曲も踊りこなす柔軟さにも目が行く。本当にかっこいい。盆踊りは高齢の方がかっこよく見える最高の踊りだと思う。

5 頑張れ若い世代

自治会などで開催される盆踊りは年齢層が高い。地元参加者はシニア世代が圧倒的に多い気がする。婦人会などがお揃いの浴衣で踊る姿は風情があるし、いつかあの中に入りたいとも思う。親子での参加は子供が小学生くらいまで。それ以外の浴衣姿はオドラーかオドラー見習い(盆踊りが好きでオドラーになる可能性がある人)と勝手に思っている。私も含めみんながオドラーを目指せば、盆踊りが今後も続いていくのではないか。みんなオドラーになろう!あちこちの大会を盛り上げよう!

最後に

盆踊りは、見るのもいいがぜひ輪の中に入ってみてほしいと思っている。曲や振りを知らないで輪に入っても怒られることは無いし、むしろ輪に入ったことが歓迎される。曲数も多いし、地域で曲が違うため完璧に踊れる方が珍しいし、踊れなくても笑われることは無い。年齢も性別も国籍も関係なく、みんなで踊ることが楽しいと思える日本伝統の踊りだ。小学校の運動会でのダンスが盆踊りになればいいのにと本気で思っている。
9月半ば。時期的に盆踊りの実施は減っているが、まだまだ参加したい。

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