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最好映画。 080 「パトリオット・ゲーム」 1992年。

ジャック・ライアン・シリーズの映画化、第二弾。「レッド・オクトーバーを追え!」の続編ですが、出演者は総入れ替えなので全く繋がり感がありません。前作がジャック・ライアンよりはラミウス艦長が主役だったのに対して、今回はジャック・ライアン。ノってる時期のハリソン・フォードが主役なので、バリバリです。英国貴族を助けたことで自らの命を狙われる羽目になったライアンが、いかにしてテロリストを粉砕するかというお話。監督のフィリップ・ノイスは豪州出身。どっちかというとB級感のあるスリラーが多い方でした。超大作を人物の超どアップのみで乗り切る、役者命な映画。冒頭の空撮から何が写っているのか、しばらくわからない笑。不思議なもので慣れてくるとそのアップ度合いに期待が高まって、いつの間にか次の展開が待っていて飽きないです。戦闘シーンのモニター化が印象的です。衛星中継で無人機がテロリストを攻撃してゆくという、テレビの中の戦争感がかなりコワい。私的ミソは、ラストカットのライアンの娘の表情。なんと子役時代のソーラ・バーチ。ついに生まれる第二子が、弟か、妹か、かかってきた電話に小首をかしげる彼女のとても可愛いアップで幕切れ。劇場中でなんだよ〜という溜息が漏れるという、謎のアクション大作でした。アクション映画のコーナーにありますが、シリーズとしては観にくいです。ジャック・ライアンの昇進順で行くと「エージェント・ライアン」2014年→「ジャック・ライアン(Amazon)」2018年→「トータル・フィアーズ」2002年→「レッド・オクトーバーを終え!」1990年→「 パトリオット・ゲーム」1992年→「 今そこにある危機」1993年。 順番で観なくて大丈夫です、念のため。

http://www.imdb.com/title/tt0105112

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