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最好映画。 090 「暴走特急」 1995年。

スティーブン・セガール師範の「沈黙の戦艦」の続編。原題も「Under Siege 2: Dark Territory」で、ちゃんと続編です。正編は「沈黙」シリーズの発端になるほど売れた模様ですが、続編のこちらはいまいち有名になれなかったところがあります。結構面白いんです、これ。スパイ衛星兼攻撃衛星のコントロールを奪ったテロリスト。走行し続ける大陸横断鉄道をトレインジャックして政府をゆすります。残念なことに、そこに乗り合わせたセガール師範がどんどんやっつけてしまうので、テロリストも大変、という、いつものお話です。絶対に負けるわけがないセガール師範が危なげなく敵を倒して行くのですが、細かい通信(AppleのNewton!)ガジェットを使って政府に連絡を取ったり、キッチンにあるもので爆弾を作ったり、ポーターに教えて敵を倒させたり、少し毛色が違います。走行し続けている、というのがミソで、意外とハラハラします。最高なのは、敵の大将を演じるエリック・ボゴシアン。オリバー・ストーンの「トーク・レディオ」でいきなり脚本・主演して、ものすごい味(クセ)がある人がいるもんだと思ってました。そんな人がこういう映画の悪役を引き受けるとは思わなかったので、驚きです。狡猾というかずる賢いというか、悪役が頭が良いとアクション映画は楽しい、という典型だと思います。監督のジョフ・マーフィーという方は不思議にパート2ものが多い人で、これもそうですし、「ヤングガン2」「フォートレス2」そうです。オリジナルもので「フリージャック」というミック・ジャガー出演のSFもありますが、ものすごい大ヒット!ではない方なんですよね。「ロード・オブ・ザ・リング」三部作の第二班監督を務めていて、不思議。「未来世紀ブラジル」のアーノン・ミルチャンがプロデューサーってのも不思議。邦題の傑作「沈黙」をつけられなかった理由を知りたいです。アクションコーナーには必ずありますが、年に3回は昼のテレビ東京さんで放送してますね。

https://www.imdb.com/title/tt0114781/

www.morigu.com のんびりしてます。