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最好映画。 109 「ロスト・ハイウェイ」 1997年。

もう何が何だかわからない映画の代名詞。「ディック・ロラントは死んだ」って言われて、妖艶な奥様に誘われて、主人公が前半と後半で入れ替わって、って何をどうやっても説明できないですw「Lynch is Back!」とかいう惹句に乗って観に行って、まんまとやられた口です。デヴィッド・ボウイの「I'm Deranged」の序盤に持って行かれて、ナイン・インチ・ネイルズ「Perfect Drug」がかかる頃にはもう終わるのか終わらないのかどっちかにして!という気分にw「ツインピークス」後のデヴィッド・リンチ先生の映画としては「マルホランドドライブ」の間にあって忘れがちですが、ノリは相当好きです。「オン・ジ・エアー」という誰も知らないドラマ以降悪ノリが過ぎる撮影監督のピーター・デミングと、安定の美術デザインのパトリシア・ノリス、音楽のアンジェロ・バダラメンティがしっかりとデヴィッド・リンチ先生の世界へ誘います。「ブルー・ベルベット」が初リンチ体験で、「ツインピークス」が大好きな方は、ぜひ。「ワイルド・アット・ハート」が好きな方にはちと乗りにくいかもしれません。どんなコーナーにあるんでしょうね、この映画。


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