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最好映画。 064 「銀河ヒッチハイク・ガイド」 2005年。

「パニクるな」とおっきく書かれた、宇宙で一番売れているガイドブックにまつわる、色々なお話。どうでもいい様な細かいことを延々喋ったかと思うと、開巻15分で地球が消滅するという、とんでもない出だしから始まって、あれよあれよという間にとても変な世界へと連れて行かれます。自己不信で文句ばかり言っている万能ロボットに、頭の悪い宇宙大統領(自分で自分を誘拐するという)、ネズミが全知全能かと思うと、携帯電話の番号が宇宙で放り出された時に助かる確率の数字と同じだったり、真面目に話進めろよーと思っていると「42」にまつわる真面目な話が始まったり。書いていてもなんだかよく分からないw 1978年にラジオドラマとしてスタートして以来、小説、テレビドラマを経てついに映画化された、かなりモンティパイソン色の強いSFコメディと言ったところでしょうか。なによりも能天気にうんちくを垂れる感じで、あまり考えずに観るにはちょうど良い映画です。 監督のガース・ジェニングスと言えば、00年代中盤にやたらと流行ったMV出身で、映像一本槍かと思ってましたが、混乱の物語を軽ーく見せてくれて、スゴくありがたかったです。 ズーイー・デシャネルがものすごく可愛いくて、世界で二番目に頭のいいのはイルカで、全宙するイルカの言いたかったことは、「魚をくれてありがとう」だったというミュージカル調の歌で始まるオープニング、テレビドラマを見ていた人には最高の「銀河ヒッチハイクガイド」が出てくる15分くらいのところが最高です。 ホントにひねくれた映画だw SFのコーナーにあるのかな。

http://www.imdb.com/title/tt0371724

www.morigu.com のんびりしてます。