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最好映画。 125 「エイリアン」 1979年。

リドリー・スコット監督2作目、シガーニー・ウィーバー主演も未知数。ダン・オバノンの新進脚本。iTunes Extraのメイキングが最高です。ダン・オバノンがいかに冷遇されていて、リドリー・スコットがありとあらゆる努力を払ってこの映画をものにしたかということがわかります。宇宙船のデザイン、エイリアンのデザイン、コンソールパネルや宇宙服、UIのデザインに至るまで隅から隅までリドリー・スコット節全開、古くないです。文字とラインしか出ないディスプレイの反射がヘルメットに映る冒頭2分で、この映画すごいかも、と思えます。ハリーン・ディーン・スタントンやトム・スケリット、ニューシネマの渋い役どころの人たちがSFに出ていることを微塵も感じさせない衣装、造形。70分は本体が姿を現さない恐怖。メイキングにはロバート・アルドリッチが雑に引き受けようとして断ったエピソード、リドリー・スコットが現場の士気を保つために主演女優を怒鳴った話、イギリスで撮っているのをいいことに、ほぼ自分でカメラを廻していたことwなど、面白いことこの上ないです。映画のしきたりを振り回すベテランvsコマーシャル畑の新人監督なんて構図が、40年以上も前にもあったかと思うと痛快です。「エイリアン2」でホラー+アクションにはまってしまったので、オリジナル版を見たのは結構後なんです恥。オリジナルがいかに優れていたかということを冒頭から味わえます。ホラーというよりはサスペンスの気持ちで観るといいかもです。未見の方が羨ましい!

http://www.imdb.com/title/tt0078748/

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