最好映画。 070 「アルカトラズからの脱出」 1979年。
ドン・シーゲル+クリント・イーストウッドの最終作にして、アルカトラズを舞台にした映画。最高に大好きな映画です。ブルース・サーティースの撮影は冴え渡り、冒頭投獄されるまではほとんど画面が見えませんw。暗闇ギリギリを狙っていて、渋くて最高です。ネズミをかわいがる“イングリッシュ”にポール・ベンジャミン、一緒に脱出を試みる仲間の中にフレッド・ウォード「トレマーズ」がいたり、刑務所長にパトリック・マクグーハン「プリズナーNo.9」。今観ると役者陣はとても豪華です。スプーンを溶接して壁を掘るとか、雑誌から少しづつ抜いた紙でダミーヘッドを作るとか、細部がとにかく面白い。ものすご〜くストイックな映画で、男だけしか出てこないですし、フランク・モリスが投獄された理由すら映画の中では語られません。脱出はするんですが、生死も不明で爽快感は全くありません。ただ、そこに賭けた男の映画、です。イーストウッドのコーナーには必ずあります。
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のんびりしてます。