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最好映画。 037 「愛しのロクサーヌ」 1987年。

17世紀フランスに実在した剣豪作家を主人公にした、エドモンド・ロスタンの戯曲「シラノ・ド・ベルジュラック」の翻案 (初演は1897年!)。 後にジェラール・ドパルデュー主演の「シラノ・ド・ベルジュラック」(1990年)で、原作の雰囲気はわかりました(こちらも大好き)。実はラストも含め悲しいお話であるのは意外な事実。「愛しのロクサーヌ」はサスペンスで有名だったフレッド・スケピシ監督のコメディ(!)という映画。スティーブ・マーティンがノリに乗っていた頃で、1年間に3本くらいはこう言ったコメディがあったような。アーまたこの感じ!という始まりながら、古典が下敷きだけに妙にウィットに飛んだ展開とお話、ダリル・ハンナがデカいけど可愛くて、スティーブ・マーティンがおかしくて仕方がない。脚本もスティーブ・マーティン本人が務めています。これは幸せになれる映画です。騎士団を消防士に置き換えたり、ど田舎のアメリカに設定した段階で勝ったような気がします。 見つけたら、是非。冒頭20分の高い鼻にまつわるケンカは最高!です。

http://www.imdb.com/title/tt0093886/

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