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最好映画。 132 「独立愚連隊」 1959年。

岡本喜八監督の中でこれが好き、と言う方は多いと思います。味方の中にも敵はあり、と言う今にも通底するテーマを軽やかに描いてます。後に作られる「独立愚連隊西へ」の方が軽くて好きですが、佐藤允の格好良さは、こちらの方が群を抜いてます。謎の密室殺人、謎の新聞記者、謎の独立愚連隊配置。ミステリーの要素満点なのに、軍隊ものです。佐藤勝のテーマ曲、三船敏郎の怪演、中谷一郎の謎の好漢、中丸忠雄の悪役感、ミッキー・カーチスの軽やかさ、堺左千夫のおおらかさ、中山豊の格好良さ。その後も「大誘拐」まで続く岡本喜八組が揃い踏みです。楽しくないわけがありません。雲霞のごとき大群をどう切り抜けるのか、ぜひ観てほしいです。戦争映画か、岡本喜八監督のコーナーにあるはずです。


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