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最好映画。129 「眼下の敵」 1957年。

潜水艦映画にハズレなしと思えた最初の一本。単独航行中のUボートと米駆逐艦の戦いを細やかに鮮やかに、両軍から描く快作。船影から敵艦の能力を当て込み開戦する40分後以降、ずっと戦いです。不敵なロバート・ミッチャムと神経質なクルト・ユンゲルス。渋さ爆発の二人がともかくかっこいいです。本物の爆雷にビクともしないロバート・ミッチャムがスゴすぎです。音がとにかく印象的です。子どもの息継ぎのような魚雷の進行音、時計のうるさく感じる音、ディーゼル音の駆逐艦上から一転、水中のソナー音。米軍が勝って欲しい場面は連続するのですが、敵もさる者、ということを絵に描いたような展開。追い込まれた深海で味方を勇気付けるためにレコードをかけてしまうクルト・ユンゲルス、その副官、ハイニとのやりとり。読み合う二人がついに邂逅するクライマックス、セリフ不要の敬礼が最高にカッコ良いです。戦争映画のコーナーにあるはずです。

http://www.imdb.com/title/tt0050356/

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