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最好映画。 065 「ラン・ローラ・ラン」 1998年。

久しぶりに鑑賞。81分しかなくて、えらくすんなり観れました。 赤毛の女の子が彼氏のために20分で10万マルク(500万円くらい)を用意する、その奮闘を描きます。 そもそもクスリの代金受取を彼氏が失敗しているし、彼女は彼女で勝算も無く金持ちの父親のいる銀行に飛び込んで叫ぶわ、走って走って走りまくる彼女=ローラが可愛いかと言うとそれほどでもないし..なんで助けなきゃいけないのかとか理屈で考えるとおかしな映画なんですが、この映画はたった80分に3回20分間を描いてしまうんです。 タイムループの様でもありますが、主役二人が「このままじゃ終われない」とリセットしちゃったりとかして、あきらめない感じがスゴく楽しい映画です。 当時は音楽がスゴいとか、アニメが混ざってて斬新とか評判だったんで観た気がします。今観るとそういう点は逆に古くさくて、カッコ良くない女の子がひたすら走り回るその姿と、感情のままに行動している割に、踏み出した足の着地が左右逆だったとかで物語が何故か良い方向に向かってしまう、だんだん歯車が合ってくる感じが面白かったです。 主役のフランカ・ポテンテはその後、「ボーン・アイデンティティー」のヒロインをやっていました。英・独・仏を操るそうな。そういえば、サントラ持ってたなw。監督のトム・ティクヴァはこの映画の後ブレイクして、世界的な映画も手がける様になりました。「ザ・バンク」「パフューム」「クラウド・アトラス」(!)なんていう割と大作調の思わせぶりな映画が多くて安心印なのですが、この映画の時の無茶っぽい感じがもう一回観てみたいですね。 ドイツ映画ですので、欧州映画コーナーとかにあったりします。

http://www.imdb.com/title/tt0130827/


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