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最好映画。 085 「ダイ・ハード」 1988年。

クリスマスに無駄な活躍をしてビルをぶっ壊すツいていない男の話。悪役が頭いい映画って良いです。アラン・リックマンの落ちてゆく顔のネタが流れてましたが、ハンス・グルーバーのおかげで、この映画は芳醇になっていると思います。ずる賢くて、部下に非情なマッチョを抱えて、必ず裏があって、最後はしぶとくて、芝居までして勝とうとする。落ちてゆく時の彼の吃驚顔は、失礼だけどスカッとします。「ダイ・ハード3」でジェレミー・アイアンズが彼の兄役をやっていておかしかったですが、アラン・リックマンにはかなわない。ジョン・マクティアナン監督、ヤン・デ・ボン撮影。「レッドオクトーバーを追え!」も大好きです。このコンビはシネスコレンズでの逆光フレアを画の中に多用していて(最近J・J・エイブラムス監督がよくやるものと同じですが)特徴のある画作りをします。夜のシーンが多いので、尚更ですが、ヘリのスコープ、照明灯、非常灯、懐中電灯、本当によくフレアが走ります。ヤン・デ・ボンが監督した「スピード」にはあまり出てこないので、監督の趣味なのかな。今やただの破壊王ですが、元を正せば、知力体力を尽くす戦いの話でした。公開当時は5回くらいは劇場で観た気がします。また観たくなる季節来ると信じて。 種類全然違いますが、クリスマス映画コーナーにこの時期はあると思います。

http://www.imdb.com/title/tt0095016/

www.morigu.com のんびりしてます。