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最好映画。 104 「デヴィッド・バーンの トゥルー・ストーリー」 1986年。

トーキングヘッズのデヴィッド・バーンの唯一劇映画。(イル・アイレというドキュメンタリーもありますが)解散直前と言ってもおかしくない頃ではありますね。デヴィッド・バーンが書き溜めたアメリカ地方おもしろ話を紡ぐという、大きなストーリーのない映画です。不思議なキャラクターがいっぱい出てきて、不思議な話(いい話なのかも微妙)をして去って行きます。間に入る絶妙な幕間カットがすごく楽しいです。ポーズ合戦をしている夕暮れのガソリンスタンド店員とか、ライブ会場を作っている工事人たちのポートレートとか。乾いた絵の中に突然書き割りの前で喋る独白が入ったり、監督御本人が道案内として劇中に顔を出すのですがwこれまた意味不明なキャラクター。たまにトーキングヘッズの音楽をMV風に流すんですが、バンドメンバーが必ずしも演じていなくて、曲によっては出演者が歌うことが多くて、サウンドトラックアルバムも演者が歌うものと2種類あるんです。(演者が歌う方探してます!!)「ストーリーテリングジャイアント」という傑作MV集があるのですが、それを大きくしたものとも違う、本当に形容にしようのない映画です。しかも、スタンダードサイズ。ヴィム・ヴェンダースのドキュメンタリー「東京画」のカメラマン、エド・ラッヒマンが色鮮やかな南部の町を切り取ってます。これがまた可愛い画作り!最近の「エリン・ブロコビッチ」とか「エデンより彼方に」とも違う映像です。一度お願いできそうだったので、すごい調べて観た記憶がありますw

コメディではありますが、ゆるふわですので、ゆったりした時間を感じたいときに、ぜひ。トーキングヘッズのファンでなくても面白いことは請合いますよ。

どんなコーナーにあるんでしょうねw

http://www.imdb.com/title/tt0092117/

www.morigu.com のんびりしてます。