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最好映画。 021 「ジャズ大名」 1986年。

岡本喜八監督では最近ですが、85分が幸せに過ぎるという至福映画。もう出てくる人物すべてが楽しい。最初の20分は我慢しましょう。古谷一行さんが現れたら、もう最後まで走ります。脇役の楽しさが本当に溢れていて、利重剛さんから小川真司さんまで、ちょっとした台詞の応酬でキャラ立ちして、クスり笑いまで持っていかれます。そろばんスケボーとか細かい話は色々ありますが、酔狂な藩主とそれについてゆくのが必死の家臣達のドタバタ劇はツラい時に最高です。本田博太郎さんも本当においしいですが、頭にちょっとだけ出るミッキー・カーチスさん最高です。維新がなんだ、踊ってりゃ明治だっていう不可思議な映画なんですけど。ジャムセッション中、陣太鼓を打ちまくる財津一郎さんや「裏切り御免」並みの台詞を気持ちよく言ってくれる岡本真美さんまで、愛すべきキャラクターがたった一本で20人はいるという奇跡の映画。私的には「元気になる」映画。 騙されたと思って観て欲しいです。


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