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最好映画。 077 「サブウェイ」 1985年。

リュック・ベッソン監督の長編第二作。実はこれが最初に観たベッソン映画。SFみたいなポスターに惹かれて観ました。クリストファー・ランバートがフランス語喋る姿が不思議。アクション映画の様な冒頭から地下鉄に入って変な住人に翻弄されて、みんなでパーティして、一目惚れした女性をからかって、電車で強盗して、鉄道警察に追いかけられて、バンドを作って、最後撃たれたけど復活する、という書いていてもファンタジー以外の何者でもないんですが、エリック・セラの音楽と、カメラの疾走感がとても似合っていて大好きでした。撮影のカルロ・ヴァリーニは「最後の戦い」と「サブウェイ」まででベッソンとは仕事していない様ですが、後年のベッソン映画を支えるティエリー・アルボガストよりも手作り感があって好きです。はしごの先にカメラを付けて手押し台車に乗って撮影するカメラマンなんて後にも先にも見たこと無いですもん。しかも抜群の疾走感。「ディーバ」で最高にカッコいいおじさんをやっていたリシャール・ボーランジェと、「ニキータ」までのベッソン映画に出演していたジャン・ブイーズが最高です。28歳だったんですね、ベッソン。スゴい。 冒頭の文句も最高。

To be is to do - Socrates
To do is to be - Sartre
Do Be Do Be Do - Sinatra

存在は行動なり。     ―ソクラテス
行動は存在である。    ―サルトル
ドゥビ・ドゥビ・ドゥー。 ―シナトラ

「グレート・ブルー」までが一番好きだった、リュック・ベッソンの映画です。フランス映画のコーナーにありますよ。

http://www.imdb.com/title/tt0090095/

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