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最好映画。 083 「トータル・リコール」 1990年。

2012年に再映画化もされたフィリップ・K・ディックのSF抄。ものすごく久しぶりに観たら、結構トンでも映画で楽しくなっちゃいました。「プレデター」「ゴリラ」「コマンドー」1980年代後半全盛のアーノルド・シュワルツェネッガー主演。二重三重の罠があって、誰が本当に正しいのか最後まで分からないお話です。何がトンでも映画かって言うと、残酷なところ。え?そんなところでも?アクションが始まって、破壊しまくる。拘束された機械の手枷に付いていた金具で人刺しちゃったり、よくもまぁそんな残酷なこと考えるね、と言うことの連続。欧州の香りをハリウッドに持ち込んだとされるポール・バーホーベンのエログロとSFが合わさって痛快です。「ロボコップ」「氷の微笑」傑作「スターシップ・トゥルーパーズ」まで、この方は本当にブレない。CG黎明期なので、そこは仕方が無いとして、火星地下街のセットや、電気自動車まで全部作って、今の目で見たら、贅沢な作りだと思います。特殊メイクでおばちゃんの中から出てくるシュワルツェネッガーの画はよく覚えています。脱いだおばちゃんのアタマが笑って爆発するのは本当に蛇足ですが、そこがバーホーベン節だと思うと笑えてきます。ずっと彼の映画に出続けるマイケル・アイアンサイド、ロニー・コックス、シュワルツェネッガーに殴り飛ばされるシャロン・ストーンと役者陣も見所満載です。スカッとしたいとき是非。 SFコーナーか、アクション映画のコーナーにありますよ。 「スターシップ・トゥルーパーズ」も最高です。

http://www.imdb.com/title/tt0100802

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