最好映画。 102 「スニーカーズ」 1992年。
脚本・監督のフィル・アルデン・ロビンソンといえば1989年の「フィールド・オブ・ドリームス」。今でも大好きな方いらっしゃると思います。国家対決を巻き込む暗号解読器の奪い合い、1960年代に袂を分けた二人の天才の遺恨と名誉が、その行方を左右する犯罪映画。クライムサスペンスと言っても「フィールド・オブ・ドリームス」の監督ですから、ハードにならない。それがこの映画のいいところです。ロバート・レッドフォード、ベン・キングズレー、ダン・エイクロイド、シドニー・ポワチエ、リバー・フェニックス！、デヴィッド・ストラザーン、メアリー・マクドネル。俳優人豪華すぎ。この中だとリバー・フェニックスが坊や扱いで、ダン・エイクロイドが変人w。決して激昂せず、冷静に仕事を遂行するチームに笑いと緩みを与える二人が最高です。このメンバーで次作を作って欲しかったですが…。スリルとサスペンスというより、演者の会話と雰囲気を楽しむ映画だと思います。亡くなってしまったジェームズ・ホーナーが音楽クレジットなのに、ブランフォード・マルサリスのサックスプレイが全編に施されていてこれまた優しいイメージを後押ししています。ほんわかしたいときに見る犯罪映画って変ですねw サスペンスコーナーで見かけたら是非。
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